仕事、恋愛、夫婦、親子、子育てなど、生きていく上で人間関係は避けては通れないものですね。時にはイライラしたり、自分ではどうしょうもないと投げやりになったりしませんか?

人間関係の悩みで困った時にとても役立つ心理学があります。「人生の意味の心理学」と言われ、最近書籍やネットなどで目にする機会が増えた「アドラー心理学」。そのアドラーの教えの中でも、人間関係に役立つのが「課題の分離」という理論です。

アドラー心理学では、全ての悩みは対人関係にあると言っています。そして「対人関係の悩みは課題を分離することで解決できる」と言っています。ではこの理論をどのように活かせば、わたしたちの生活に役立つのか考えてみましょう。

 

「課題の分離」とは?

課題の分離とは、「自分の課題と相手の課題を分けて考える」というアドラー心理学の理論の一つです。「自分が責任を負うべきこと、相手が責任を負うべきことを分けて考える」といえますね。

 

どうやって「課題を分離」するのか?

  • 課題の分け方としては、自分でコントロールできるものは「自分の課題」
  • 相手にしかコントロールできないものは「相手の課題」になります。

「最終的に誰がその選択の責任を負うのか?」を考えるのがシンプルで分かりやすいと思います。

 

「課題を分離」して考えるとは?

  • 自分がコントロールできることを「自分の課題」とし、責任をもって自分がそれに取り組む。
  • 相手が責任を負うべきことは「相手の課題」とし、必要以上に関わらない。

 

悩んだ時は、こう対処する!

人間関係の悩みやその他もろもろの悩みの大半は、「自分がどうにもできないことを、いつもまでも、どうにかできないかと悩んでいる」ことから生じています。そういったことをいつまでも考えていると、自分ではどうにもできないので苦しくなるばかりです。

まずは「自分がどうにかできること」と「自分ではどうにもできないこと」を分けましょう。その次に「自分ができること以外のことは必要以上に考えず放っておく」という姿勢を取ることが大切です。

こうすることによって物事をとてもシンプルに整理することができます。自分がどうすることもできないことを考えるのをやめたら、自分がなんとかできることに取り組むしかないので、必然的に解決へと進みます。

そして無駄な考え事をしている時間も、それに奪われてしまう精神力も温存できるので、本当に自分がやりたいことに時間と体力を使えるようになります。

 

「課題の分離」でよく誤解されがちなこと

よく誤解されてしまいがちなのですが、お互いの課題を分離して考えることは、冷たい態度ととられることがあります。

例えば、お互いの課題を分離して考えた場合で、「自分は自分」「相手は相手」と考えたとします。そして相手には少しばかりの手助けが必要な場合があったとします。(子供に対して何かをする場合とか)

「自分は自分の課題をする」「相手は相手自身で課題に取り組む」なのだから、相手にサポートが必要な場合でも、手助けをせずに放置する態度を取ってしまう。またはそう考えてしまうことで、この課題の分離の理論に対して否定的に捉えてしまうことがあります。

この辺りで課題の分離を間違って考えてしまう(使ってしまう)人があるのかな?と思います。そういう私も間違って考えていた時がありましたから。(笑)

ですが、そうではありません。相手を(例えば子供を)突き放してまったく手助けをしないというわけではなく、できる所までのサポートはして、その上で過剰なサポートになる部分はきちんと境界線を分けて、最終選択を相手に委ねるということです。

 

どこまでが必要なサポートで、どこからが過剰なサポートになるのか?

よくある例えで説明します。

馬に水をやるため水辺まで連れて行くことはできますが、水を飲むのか飲まないのかは馬本人の判断に委ねられます。馬が水を飲みたくないのであれば、水をやることはできません。

 

必要なサポートもこれと同じです。例えば、自分で朝起きできない子供がいたとして、朝起きできなくて学校に遅刻するのはその子供の責任といきなり放っておくのではなく、まずは朝起きできるために必要なサポートをしてあげてください。

でもいつまでも起こしてあげたりすることは過剰なサポートになります。その子供が朝起きできないのは、朝起きできるようになるという生き方を習得するチャンスがめぐってきているわけです。それを親がいつまでも代行してしまうと、その子供の成長の機会を奪っていることになります。また手伝い続けることで、その子供には依存心が生まれてしまいます。

こういう意味から相手に過剰なサポートを行う(相手の課題を代行する)ことは、長い目でみて相手のためになりません。

課題を分離するということは、相手を突き放すという冷たい態度ではなく、まずは自分ができることに集中し自分の責任をしっかり果たす。相手にはその人自身の課題があるので、必要以上に立ち入らないという姿勢で立ち振る舞うといいでしょう。

 

日常生活で悩んだら、一度立ち止まって考えてみる。

  • これは自分の課題? それとも相手の課題?
  • 自分がコントロールできることは、どの範囲までなのか?
  • 相手にどこまでのサポートをするのか?
  • どんな「考え」が行動の邪魔をしているのか?
  • 課題を分離して考ると、どんな行動が取れるのか?

 

「課題の分離」を分かりやすく表している、元メジャーリーガー松井秀喜さんの名言も参考になります。

「自分にコントロールできないことは、いっさい考えない。考えても仕方ないことだから。自分にできることに集中するだけです。」

 

 

最後に

アドラー心理学の「課題の分離」ができるようになると、悩んでも自分ではどうしようもないことに振り回されてイライラすることが大幅に改善されます。他人の課題を自分が何とかしようとすることもなくなります。

課題を分離して考えることは、自分が何をすべきかが明確になるので、人間関係の問題改善はもちろん、その他もろもろの問題も分かりやすくシンプルになり、取り組みやすくなるでしょう。

もし今、人間関係で悩んでいるのなら、一度アドラー心理学の「課題の分離」を試してみてください。きっと心が軽くなることでしょう。

 

 

参考書籍

もし「人生の意味の心理学」と言われている「アドラー心理学」をもっと知りたいと思ったなら、「嫌われる勇気」がオススメです。小説風に書いてありますのでサクッと読めますよ。(^o^)

アドラー心理学の本 「嫌われる勇気」

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