相手のためを思ってアドバイスしてあげたのに、感謝されないどころか反発されたという経験はありませんか? アドバイスは時に人を傷つけることもあります。

自分の思い込みで自身を制限してしまっているような時に役立つのは、他人からのアドバイスではなく、自らの気づきです。自らがその思い込みに気づくことによって、制限から自由になることができます。そういった気づきを促すためには「質問」がとても有効です。

 

「質問」によって情報を回復する

私たちは言葉を使ってコミュニケーションをしますが、言葉は不完全です。頭の中にある伝えたいことが言葉になる過程で、元々の情報が「省略されたり、歪曲されたり、一般化されたり」といった変形が起きます。そして情報が不適切に「省略、歪曲、一般化」された時に、自分に制限をかけてしまったり、ミスコミュニケーションが起こったり、様々な問題が起こるのです。

しかし、この「省略、歪曲、一般化」された情報は、質問によって回復することができるので、問題を解決の方向へと進めることができます。

 

「省略」からの回復

言葉で表現されるものは、多くの情報が省略されています。例えば「不安です」「話し下手なんです」、こういった言葉には大切な情報が抜け落ちています。

「不安です」という言葉には、何について不安なのかが省略されています。「何が不安なのですか?」と質問することで、何について不安を抱えているのか明確になりますので、正体がわかることによって不安が和らいだり、不安を減らすための選択肢を持てるようになります。

「話し下手なんです」という言葉には、比較の対象が省略されています。こういう場合は「誰と比べて話し下手なのですか?」と質問することで、比較の対象を明確にすることができます。

私たちは比較の対象を意識しないまま否定的な評価をして落ち込んだり、やる気をなくしていることがあります。否定的な評価をしている時は、無意識で自分より優れている人と比べているものです。例えばテレビで活躍する芸人と比べて、話し下手だというのは適切でしょうか? 適切に判断することで、こういった状態から回復することができます。

 

「歪曲」からの回復

私たちは現実を歪曲して、事実ではないことを事実であるかのように受け止めてしまうことがあります。

例えば、つらい出来事があると「これで人生は終わりだ」と思ってしまうことがあるかもしれません。しかし人生は終わりではありませんね。質問によってその歪曲から回復し、必要以上に落ち込むことを止められます。

「彼が私を苦しめます」という言葉では、彼が私の苦しみの原因となっていますが、人は他人の感情を直接コントロールすることができません。「どのようにして、彼はあなたを苦しめるのですか?」と質問することで、歪曲に気づくことができます。

「彼は私に批判的です」という言葉では、他人の心の中がわかっているように表現されていますが、他人の心の中はだれにも分かりません。「どのようにして、それが分かりますか?」という質問によって、歪曲を回復することができます。

 

「一般化」からの回復

何かを相談して一人に反対され、別のもう一人にも反対されると、「みんなに反対された」と思いがちです。私たちは一回または数回の経験を一般化して、他の全てにも当てはめようとします。しかし「みんなに反対された」といっても、実は二人に反対されただけだったりするのです。一般化して自分を制限する必要はありません。

「いつも落ち込んでいます」「もっと頑張らなくてはなりません」「自分の意見を言うことはできません」「なぜ苦しいことしか起きないんだろう?」というような言葉には、例外を認めない窮屈さがあります。質問することで一般化された情報を回復し、例外を見つけることができます。

「いつも落ち込んでいます」という言葉では、落ち込んでいる時のことを一般化しています。しかし、いつも落ち込んでいる人はいないのです。

「もっと頑張らなくてはなりません」という言葉では、「頑張る」ことが必然的で、それ以外の選択肢がありません。「頑張らないとどうなりますか?」と質問することで、「頑張る」以外の選択肢に気づくことができます。

「自分の意見を言うことはできません」という言葉では、「自分の意見を言う」という可能性がありません。「自分の意見を言うとどうなりますか?」と質問することで、「自分の意見を言う」という可能性に気づくことができます。

ルールに縛られるのはつらいことですね。社会的に守らなくてはいけないルールもありますが、自分で決めたルールに縛られる必要はありません。

「なぜ苦しいことしか起きないんだろう?」という言葉では、「苦しいことしか起きない」ということが前提となっていて、それ以外の例外が認められません。「苦しいことしか起きないのですか?」と質問することで、例外もあることを促すことができます。

 

質問でセルフコーチングを行う

こういった質問は相手に対してだけ行うのではなく、自分自身に対しても行えます。私たちは心の中で内部対話をしていますが、否定的な内部対話をした時は苦しい気持ちになります。苦しい気持ちを感じた時は、心の中で発した言葉に対して質問してみると良いでしょう。

例えば、「いつもうまくいかない」と内部対話をした時に、自分で自分に「いつも?」と質問すれば、「うまくいくこともある」と気づけるかもしれません。「あいつは許せない」と内部対話した時は、自分で自分に「許すとどうなる?」と質問すれば、「気持ちが穏やかになる」と気づけるかもしれません。

自分で自分に質問することで、制限を外すことができます。苦しい気持ちを感じた時がセルフコーチングのチャンスです、自分で自分を縛って苦しんでいる状態から抜け出すきっかけにしてくださいね。(^o^)

 

 

引用&参考書籍

NLPの教科書

NLPのことを初心者にも分かりやすく書いてあります。NLPの代表的なテクニックが一通り紹介されてありますので、NLPやコーチングのことを勉強するにはおすすめの1冊です。すごいためになるテクニックが満載なので、この本に載ってることを身につけられれば、もうそれだけで十分な気がします。(笑)

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