髪を明るく染めたい場合はヘアカラーを使用しますが、カラー剤の中には「脱色剤」と「着色剤(染料)」が含まれていて、その配合で、どれぐらい髪を明るくするのか? どの色に染めるのか? が決まります。カラー剤の中には脱色剤と着色剤が両方一緒に含まれていますので、一度のカラーリングで明るくしつつも髪の色を変えることができます。脱色剤で明るくした後にシャンプーして流してから、もう一度着色剤で希望の色に染めるという行為をしなくてもよいので、このヘアカラーのシステムは大変便利です。

市販のヘアカラーの場合ですと、こういう方が便利で好まれると思います。しかし私たち美容師としては、時には別々に染められるヘアカラーの方が良い場合もあります。

例えば、

  • カラーアレルギー(ジアミンアレルギー)の人へのカラーリングの場合
  • 着色する必要がなく、明るくするだけで良い場合
  • 他のカラーと組み合わせて使用したい場合

こういった場合には着色剤(染料)を抜いてある、脱色剤のみのシンプルなカラー剤が活躍します。

スタジオ・ココでは着色剤を抜いた脱色剤のことを、色が入ってない=クリアという意味で、『クリアカラー』と呼んでいますが、このクリアカラーはお客様の様々なご要望にお答えするためには大変重宝しています。

 

様々な用途に応用できる「クリアカラー」

アレルギーがある人へのカラーリング

カラーにアレルギーがある人は、ジアミンといった染料にアレルギー反応を起こしていることが多く、その場合はジアミン染料を使用せずにカラーリングすることで、アレルギー体質の人もカラーリングを楽しむことができます。

着色する必要がなく、明るくするだけで良い場合

髪を地毛より少し明るくするだけの場合やもっと明るくする場合、自分の髪の色を楽しみたい場合など、着色剤を使用する必要がありません。染料を使用しないので体に優しくカラーリングができますし、カラーリングの際のダメージを減らすことができます。(どうしてダメージが減るのかは、下記を参照。

他のカラーと組み合わせて使用する

植物からの天然色素を利用する「草木染め」や、アレルギー体質の人にも優しい「カラートリートメント」という染料を、クリアカラーと組み合わせて使用することで、アレルギー体質の人、ジアミン染料が気になる人、敏感体質な人などへ配慮されているカラーリングを行うことができます。

 

クリアカラーは従来のカラーよりもダメージが少ない

美容院では髪の明るさを「トーン」で表します。黒髪は5トーン、金髪は13トーンなど。

ヘアカラーで髪を10トーンの希望色に染めたい場合は、一般的には12トーンぐらいまで脱色して明るくした後に、色を着色することで2トーンぐらい下がり、仕上りが10トーンぐらいになるという作業をしています。仕上りは10トーンになっていますが、髪の下地の明るさ(アンダートーンと呼びます)は12トーンであり、髪のダメージは12トーンにした分だけ傷んでいるということです。およそ約1~2週間ほどして退色すると、髪が明るくなるのもこういった理由からです。

では一体なぜカラーリングの際にこんなことをしているか? その理由はアンダートーンをいったん明るくしておいて、着色するほうが色をきれいに表現できるからです。また塗りムラが起こっても隠しやすいからです。

クリアカラーが一般的なヘアカラーよりもダメージを減らすことができる理由もここにあります。クリアカラーでは着色することがないので、10トーンに髪を仕上げる場合は、10トーンの明るさにするだけで良いからです。従来のヘアカラーは着色する際に暗くなる分だけ余分に2トーンほど明るくしていますから、クリアカラーで着色しない施術を行うと、2トーン分のダメージを削減できるという理由です。

カラーリングは通常1回のみで終わるものではなく、ずっと続けていくものですから、この2トーンの違いが積もり積もって大きなダメージの違いになります。ばっさりとショートにカットする人は気にならないかもしれませんが、ロング~ミディアムぐらいの長さを続けたい人や、これから髪を伸ばしていきたい人、きれいな髪を維持したい人などは、1度傷んだ髪は直らないという観点からも、カラーリングなどの施術でダメージを減らすことが大切になります。

 

クリアカラーはダメージの大きな要因である「アルカリ剤」の量をコントロールすることができる

クリアカラーでは、髪を明るくできる「脱色剤の1剤」と「活性剤の2剤」を、求める明るさに応じて希釈しながら使用します。

たとえば、、、

  • 12トーンに仕上げたい場合は、「1剤(1):2剤(2)」 1剤の1に対して、2剤が2倍。
  • 10トーンに仕上げたい場合は、「1剤(1):2剤(5)」 1剤の1に対して、2剤が5倍。
  • 8トーンに仕上げたい場合は、「1剤(1):2剤(10)」 1剤の1に対して、2剤が10倍。

カラーリングの際に髪をダメージさせる要因は、1剤に配合されている「アルカリ剤の量」です。このアルカリ剤と活性剤である2剤の過酸化水素水が反応することで髪を脱色させる作用が生まれます。2剤の過酸化水素水のみでは髪をほとんどダメージさせることはありませんので、1剤のアルカリ剤の量が増えるほどに髪がダメージするということになります。(2剤の量を増やす程に髪のダメージが減らせることは、特許取得済みの「イチゴカラー」が証明してくれました。)

アルカリ剤の量が増えるほど脱色効果が高くなり、明るくできる分、髪もダメージします。アルカリ剤の量が少ないほど脱色効果が弱くなり、あまり明るくならない分、髪のダメージも減ります。

従来のヘアカラーですと、10トーンに仕上げたいから10レベルの1剤を選ぶという選択になります。この場合、カラー剤のメーカーが1剤に配合されているアルカリ剤の量を決めており、その基準は日本人の平均の髪質に合わせてあります。猫毛、細毛、明るくなりやすい髪質では、アルカリ剤の量が多くなりすぎてしまい、不必要なダメージを与えてしまいます。クリアカラーでは髪質に応じてちょうどいいアルカリ剤の量を、お客様の髪質を理解している担当美容師が決めることができますので、不必要なダメージを与えることを防げます。

 

クリアカラーの仕上がりをビフォーアフターでチェック!

クリアカラー+草木染め [前]

クリアカラー+草木染め01(前)クリアカラー+草木染め02(前)クリアカラー+草木染め03(前)

 

毛量が多めでしっかりした髪質です。いつも自分で染められているそうで、毛先のダメージが気になるとのことです。根元1cmが新しく伸びてきた所(リタッチ部分)です。

まずクリアカラーで根元1cmのリタッチ部分を前回のカラーリングに合わせて染めます。毛先の退色して明るくなっている部分へは『草木染めで補色しつつ、草木のトリートメント効果を利用して髪質改善を行うことにしました。1度のカラーリングですべて行います。

今回使った草木染めは、紅麹(べにこうじ)が原料の紅色(クレナイ)です。紅麹はどんな素材? パサつきやゴワつきがあるダメージ毛を、カラーリングでしっとりまとまる髪へ改善していきましょう。

 

クリアカラー+草木染め [後]

クリアカラー+草木染め01(後)クリアカラー+草木染め02(後)クリアカラー+草木染め03(後)クリアカラー+草木染め04(後)

 

草木染めは透明感のある淡い風合いが特徴なので、髪を暗くし過ぎてしまうことがありません。明るい色をキープしたい時や、カラーチェンジしたい時、トリートメントしたい時などに最適です。

 

カラーリング後、手でさっと乾かしただけの状態です。ブラシやアイロンなどを使って整えていませんが、ツヤがある仕上りになっているのが確認できると思います。もちろん洗い流さないトリートメントを使用したり、フラッシュ撮影などもしていません。ダメージした髪もこういう方法でごまかすことができるので、本当の髪の状態を見てもらいたいからです。

手で乾かすだけなのでスタイリングは超簡単、朝の忙しい時間もこれで大丈夫ですね。(笑)

 

「クリアカラー」お客様の声

クリアカラー後の感想 2 [お客様の声・口コミ]

いつもは明るくしてほしいと言ってもなかなか明るくならなかったが、今回は久々に明るくなったので嬉しい^^ カラーをすると体調が悪くなることが多々あったが、ノンジアミンではならないので良いです。

クリアカラー後の感想 1 [お客様の声・口コミ]

やわらかくなった。ツヤも出たと思う。ダメージはなかった。(もっと)ヘアカラーをしてみたい、傷んでないから。

草木染めとクリアカラー後の感想 06 [お客様の声・口コミ]

とても自分でも気に入りました。ツヤ、髪の軽さを感じることができた。ダメージなどは感じない。今回のヘアカラーは自分に似合うと思うので、次も同じ風にしたいと思う。

 

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