ホームカラーでセルフカラーリング(イメージ画像)

夏休みの終わり、頭髪検査、就職活動、お葬式、インターンシップのためなど理由は様々ですが、人生で一度は経験する「黒染め」

今回は市販カラーの黒染めで、茶髪/金髪を髪色戻しする際のコツや注意点をご紹介します。

 

黒染めは大きく3つに分類することができます。

◆一度でしっかり染まり長持ちする「アルカリカラー剤の黒染め」

⇒ 黒髪に戻して、染めるのをやめたい場合などに

◆シャンプーすると徐々に色落ちしていく「カラートリートメント」「ヘアマニキュア」タイプ

⇒ 短期間だけ暗髪、もしくは黒髪に戻したい場合に

◆1日だけの「黒染めスプレー」タイプ

⇒ 緊急時、一時的に黒染めしたい場合に

これらの特徴を知った上で状況に合う商品を選べば、黒染めの失敗を減らすことができます。

 

黒染めを選ぶ際のポイント

金髪や茶髪などの明るい色を「アルカリカラー剤の黒染め」で髪色戻しするのは簡単ですが、いったん黒くなった髪を再び金髪や茶髪にするのは難しい作業になりますので、他のタイプで黒染めできない場合に使用することをおすすめします。

緊急時に一時期だけ暗い髪にしたい場合などは特に、「黒染めスプレー」などが好ましいと思います。

上の3つのタイプを上手に使い分けることで髪の負担を減らし、キシキシ・パサパサ・ゴワゴワといった扱いづらい髪になることを避けられます。

それではさっそくそれぞれのヘアカラー剤の特徴とセルフカラーする際の方法をご説明します。

目次

まずはセルフカラーするのに必要な道具が揃っているか確認しておきましょう

どのタイプのヘアカラーをするにしても、これらのアイテムがあるととても便利です。

代用品でも良いのでこういった道具を揃えておくと安心できますね。

  • ヘアカラー用のケープ
  • イヤーキャップ
  • クシ付きのハケ
  • 手袋
  • 保護クリーム
  • ヘアカラー リムーバー

 

⇒ ヘアカラーの際に必要なアイテムや道具をまとめました。美容師をしていて一番気に入っている道具たちです。足らないものがあったらこちらチェック。

一度でしっかり染まり、色落ち少なく長持ちするアルカリカラー剤の黒染め

このタイプの黒染めは一番しっかり染められて色も長持ちし、しかも簡単に染められるものです。

市販カラーの黒染めで一番種類が多いのも、このタイプのヘアカラーになります。

髪を染める仕組みは、アルカリカラーのおしゃれ染めや白髪染めと同じで、脱色剤と染料(ジアミン染料)を使用して髪を染めています。

(⇒ Q&A アルカリカラーって、どんなヘアカラーですか?)

アルカリカラー黒染めの「メリット・デメリット」

お手軽に黒髪戻しができて色持ちやカラーリングがやりやすいなど利便性が良いのがメリットで、実際セルフカラーする人の大半がこのタイプを使用しているのではないでしょうか。

しかし、他の2つのタイプと違って、

  • 黒髪戻しにダメージが伴うこと
  • もう一度明るく染めたい場合、しにくいこと
  • カラーリングの際にアレルギー症状を起こすことがある

などのデメリットもあります。

アルカリカラー黒染めの「コツと注意点」

十分な内容量を確保する

気をつけたいポイントは、セルフカラーの最中に薬剤がなくなってしまわないように、少し余る位の容量を用意することをおすすめします。

途中で薬剤がなくなってしまうとかなりムラムラに仕上がってしまうので、それだけはなんとしても避けたいシチュエーションです。

 

染まりにくい後頭部のえり足部分から染める

後頭部やえり足部分は、頭頂部と違い低めの体温になっています。温度が低いと染まりにくいので、まずは染まりにくい部分から染めるようにします。

塗る順番は「後頭部の下から上へ ⇒ サイドの下から上」の順番で塗布します。

 

説明書の放置時間を守る

ジアミン染料を使用しているこれらのヘアカラーは、アレルギー症状を引き起こしたり髪のダメージにつながるので、説明書の放置時間を守って使用するようにしましょう。

アレルギー症状を引き起こしてしまうと今後はヘアカラーができなくなってしまうので、そうならないように用法を沿った使い方が大切です。

市販の黒染めや黒髪戻しはどれがおすすめ?(アルカリカラータイプ)

金髪からでも一度染めでしっかり黒髪戻しできるもの

「ミルキーヘアカラー 髪色もどし」はミルキータイプの薬剤で泡カラーよりも濃く染まり、一度でしっかり黒髪戻ししたい人向けです。

明るい髪ほど時間を長めに置くようにすると染まりも色持ちも良くなります。(説明書の所要時間を大幅には超えないようにしてください)

自然な感じの黒髪になるようにナチュラルブラックを選んでいますが、より黒くしたい場合はクールブラックを選ぶといいですよ。

青みがかった黒色(かなり真っ黒な黒髪)に仕上がります。

 

一時的に黒染めして、また茶髪に戻したい場合は「リーゼ 泡カラー 髪色もどし」を

「リーゼ 泡カラー 髪色もどし(一週間タイプ)」は泡カラーなので塗布しやすく、ムラになりにくいのでお手軽にセルフカラーできます。

一週間タイプとありますが、一週間で完全に元の明るさに戻るわけではありません。

黒染め後徐々に色が落ち始め、明るかった時と黒染めした時の中間ぐらいの明るさにゆっくりと戻っていくイメージです。

金髪ぐらいの人がこの商品を使って黒染めした場合、茶髪ぐらいにまでなら割とすぐに戻りやすいと思います。(想定期間は約1か月~2か月ぐらい)

また明るくしたい人には便利な黒染めですね。

シャンプーする度に徐々に色落ちする「カラートリートメント」「ヘアマニキュア」で短期間の黒染め!

一定期間だけトーンダウンしたい人にピッタリのヘアカラー

「白髪染め用ヘアマニキュア」や「白髪染めカラートリートメント」は短期間持続するタイプの黒染めになります。

このタイプの髪色戻しはそれぞれの特徴をよく理解して使用する必要がありますが、髪を痛めずに暗い色に染められるので条件の合う人にはおすすめです。

どちらもシャンプーするたびに少しずつ色落ちしていくので、また明るく染める予定がある場合はこういった一時期持続タイプを使用するのも良いと思います。

 

「白髪染め用ヘアマニキュア」や「白髪染めカラートリートメント」で髪色戻しする際の注意点!

一点だけ注意したいのは、アルカリカラーの黒染めや黒髪戻しと違って、ブリーチや脱染剤などを使用しても完全に染料を取り除くことができないことです。

黒染め後にすぐ明るくしたい場合には、思った色にできないので注意が必要です。

 

ヘアマニキュアとカラートリートメントの違い

大きな違いは、「頭皮につけられるかどうか」「染める時間の長短」になります。

  • ヘアマニキュア ・・・ 頭皮につけられない。染める時間が短い(10分~15分)
  • カラートリートメント ・・・ 頭皮につけられる。染める時間が長い(推奨2時間)

 

それでは、それぞれの特徴を見てみましょう。

白髪染めカラートリートメントで短期間の髪色戻しする場合(髪のダメージなし)

カラートリートメントは最近よく流行っているので、使ったことがある人も多いのではないでしょうか。

シャンプーの後に使用するトリートメントで、ついでに髪も一緒に染められるものです。

主流は白髪染め用カラートリートメントですが、おしゃれ染め用カラートリートメントもあります。

 

おしゃれ染めしている場合は、明るくなればなるほど色落ちが早く退色して黄色っぽくなりやすいですが、自宅でホームケアとしてこういったカラートリートメントを使用することで、髪の退色を抑えいつまでも鮮やかな色をキープすることができます。

最近では、よりお手軽で簡単な「カラーシャンプー」といった商品も出ていますが、髪色戻ししたい場合には色が薄すぎて不向きです。

カラートリートメントを使って髪色戻しする場合は、白髪染めカラートリートメントのブラックを使用します。

白髪染めカラートリートメントの使い方、コツ、注意点

通常白髪染めカラートリートメントは、白髪が伸びてきた根元のリタッチ部分などに使用することが多いですが、髪色戻しする場合は全体にカラーリングを行います。

カラートリートメントでしっかり濃く暗く染めるためには、3つのポイントがあります。

 

1、たっぷり塗布する

アルカリカラーの黒染めと違って髪に浸透する力が弱いので、とにかくたっぷり「薬剤に髪を浸すようなイメージで」染めるようにしてください。

塗布する量が少ないと染めムラや、染まっていないということになります。

 

2、髪や根元が浮かないように、ラップをした上から手でしっかり押さえつける

全体にたっぷり塗布し終わった後は、髪をまとめてその上からラップでカバーし、髪の毛や根元が浮いてしまって薬剤がついてない場所がないように、上から手でしっかりと押さえつけます。

薬剤がついていない所や少ししかついていない部分は染まりが弱くなりますので、そういうことがないように空気を押し出すように密着させます。

 

3、できるだけ長時間置く

この3つめがとても重要なポイントですが、できるだけ長い放置時間を確保します。時間は長ければ長いほど良いです。(推奨2時間以上)

カラートリートメントは浸透する力が弱いので、その弱点をカバーするためです。

 

染め直しはどのタイミングでも良い

もし一度のカラーリングで黒髪ほど黒くならなかったり、色ムラがある仕上がりになった場合は、同じ日に続けてカラーリングを行っても、翌日にカラーリングを行っても大丈夫です。

アルカリカラーの黒染めと違って髪へのダメージやお肌の負担がないので、再度カラーリングをしたい場合は、どのタイミングでもカラーリングできるのがカラートリートメントのメリットの一つです。

 

カラートリートメントで上手く染まらない場合は・・・

⇒ 白髪染めカラートリートメントをたった一回使うだけでしっかり染まる方法をまとめました。

市販カラートリートメントで黒染めする場合はどれがおすすめ?

「ナチュールバイタル カラーセーフ ヘアマスク」サラサラに仕上がるタイプのカラートリートメントです。

説明には5分でOKと書いてますが、一回でしっかり髪色戻ししたい人は、2時間ほど置くことをおすすめします。(上記の「上手く染まらない場合は・・・」を参照)

カラートリートメントの仕上がり感は、他のヘアカラーにはマネできない良さがあります。

髪のダメージに悩んでいるけど髪色戻しする必要があるなら、カラートリートメントも十分に良い選択肢になります。

ヘアマニキュアのブラックやダークブラウンなどの暗い色を使って髪色戻しする場合

暗めのヘアマニキュアを使って短期間の黒染め

ヘアマニキュアでよく使用されるのは白髪染めに対してですが、ブラックなど濃い色は髪色戻しに使用することもできます。

ヘアマニキュアの特徴もカラートリートメントとよく似ている部分があります。

髪やお肌への負担がないので髪色戻しで髪が痛むことはありませんし、シャンプーする度に色落ちして少しずつ明るくなるのも同じです。

大きな違いは頭皮につけられないということです。(頭皮に付くと一日ぐらい残る)

 

ヘアマニキュアはカラートリートメントと違って、塗布後の放置時間は短くても大丈夫です。

メーカー推奨時間では10分~15分ぐらいが一番多いと思いますが、髪色戻しする場合は20分~25分ほど放置時間を取ってもいいかもしれません。

ヘアマニキュアを選ぶ際のポイント

  • 髪色戻しをする場合は、ブラックなどの濃い色を使用します。
  • 真っ黒でなくて地毛と近いぐらいの色でよければ、ダークブラウンを選びます。

ヘアマニキュアの注意点

  • 濡れたら色落ちする。
  • カラーリングの際に頭皮に薬剤がつくと1日程は色が残る。
  • カラートリートメントよりも色のチェンジがしにくい。
  • ロングヘアのセルフカラーは慣れが必要(顔、頭皮、首筋などに色がつきやすい)

シャンプーするたびに少しずつ色落ちして明るくなりますが、完全に染めた色がなくなり元の明るさになることはありません。

また明るくする際には、ヘアマニキュアの残存色素があることを考慮する必要があります。

ヘアマニキュアで髪色戻しする際のコツ

頭皮につけないように根元から毛先に向けて塗布します。

全体塗り終わったらヘアマニキュアが乾かないように、ふんわりラップします。(上から押さえつけない。ふんわり被せる感じ。)

メーカー所定の放置時間を置いてからシャンプーして洗い流しますが、一度でより濃く染めたい場合は、放置時間を10分ほど置いた後ラップを外し、流さない状態からもう一度重ねて塗布します。(二度塗り)

二度塗りが終わったら、ラップをふんわり被せて、もう10分放置時間を取って、その後にシャンプーして洗い流します。

⇒ セルフでヘアマニキュアする際のコツはこちら。

市販のヘアマニキュアで黒染めする場合はどれがおすすめ?

この商品はサロン専用のヘアマニキュアです。泡タイプの市販ヘアマニキュアはお手軽・簡単ですが、泡タイプは染まりが薄いこと、飛び散りやすいこと、液ダレしやすいなどのデメリットがあります。

この「イリヤ カラーコート デコレ」はクリーミージェル処方で、塗りやすさと染まりがとても良い商品です。

二度塗りを行うとかなり黒髪に近い色まで染めることができます。

茶髪なら一度塗りでも黒髪戻しができると思います。

もし真っ黒が嫌なら、ダークブラウンを選ぶと自然な髪色戻しができます。

このヘアマニキュアはサロン専用なので、塗布するためのコームなどは付属していません。

必要な人はこちらのヘアカラーグッズのページをご覧ください。

 

緊急時、今日1日だけ黒染めしたい場合は、一時的な「黒染めスプレー」で即席髪色戻し!

このタイプの黒染めはシャンプーで洗い流すと、また元通りの髪に戻すことができるものです。

就活の面接に行く時、お葬式に出席する時など、「今日1日だけ黒くしたい」場合におすすめです。

種類は「スプレー、ワックス、チョーク」などがありますが、髪全体を黒染めする場合は、スプレーが一番使いやすいです。

黒染めスプレーの特徴&メリット

  • 緊急時、その日一日だけの黒髪戻しができる
  • 髪のダメージなし
  • シャンプーですぐに元通りになる

デメリット

  • 一人では作業がやりづらい(特に後ろ側)
  • 気を付けて使用しないと、スプレーする際に周囲が汚れやすい
  • 服のえりなどに色移りする場合もある
  • 汗や雨などで髪が濡れた際は、色落ちに注意が必要

黒染めスプレーの使い方

髪は完全に乾燥した状態で使用します。

スプレーする際にクシでとかしながら馴染ませることで、髪が固まりにくく、よりナチュラルな仕上がりになります

髪をまとめたりくくったりする場合は、セットした最後に使用すると最小限で済みます。

クシは黒くなってしまうので、百均などの安いものを使用しましょう。

コツと注意点

黒染めスプレーですので、スプレーがかかった場所は当然黒くなります。

洗面台や壁、顔、耳、首筋、服などにかからないように気をつけて使用してください。

洋服や耳などを黒く染めてしまわないように、ヘアカラー用のケープやイヤーキャップなどがあると便利です。(上記参照

髪が濡れると色落ちするので、濡れないよう十分注意してください。

市販の黒染めスプレーはどれがおすすめ?

「フレッシュライト 髪色もどしスプレー ナチュラルブラック」はゆずセラミド配合で、髪を保護しつつなめらかに仕上げます。

パリパリに固まりにくいタイプの黒染めスプレーです。

結局どういうふうに選べばいいの?

おすすめの使い分けをご紹介します。

■1~3日ぐらいの短期間のみ黒染めしたい人は、「黒染めスプレー」

■黒染めして、もう明るくせずにそのままずっと黒髪でいたい場合は、「アルカリカラー剤の黒染め」

■黒染めの際に髪を痛めたくない、今よりも暗くなればいい、そこまで真っ黒にする必要がない場合は、「ヘアマニキュア」か「カラートリートメント」を選択。

⇒ カラーリングの時間が長くても大丈夫、頭皮につくのを気にせずに染めたい、サラっとした仕上がりが欲しい場合は、カラートリートメントを選択。

⇒ 短時間で染めたい場合は、ヘアマニキュアを選択。(頭皮につけないように塗布)

 

 

以上、市販カラーの黒染めで茶髪や金髪を髪色戻しをする際のヘアカラーの選び方、セルフカラーの方法、コツや注意点についてご紹介しました。

緊急時、一時的に、または短期間だけ暗い髪にしたい場合、しっかり黒髪に戻したい場合など、状況によって髪色戻しするためのヘアカラーはたくさんあります。

正直どれを選んだら良いのか迷ってしまいやすいですが、そういった際にこの記事が参考になれば幸いです。

 

アルカリカラーの黒染めはセルフでも簡単にやりやすいですが、髪が痛むこと、もう一度明るくしたい場合にはそれがしにくいこと、アレルギー症状を引き起こすことがあることなどの理由から、最後の選択肢として取っておきたい商品です。

髪は一度ダメージすると元に戻らないことは、多くの人がご存知だと思います。

なるべくなら髪の負担が少ない方法で髪色戻しできると、その後は髪の扱いに対してストレスを減らすことができます。

まずは自分の状況に合わせて3つのタイプを使い分けてみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

Have a good hair life!

 

 

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