「ハーブカラーとは?種類やメリット・デメリット、違いについてご説明します」で紹介したハーブカラーの一つ、「化学的なものを一切使用しない、完全に天然ハーブのみのヘアカラー」について、もう少し詳しくご説明します。
ハーブカラーにもいろんな種類があるので、大きく3つに分類してみました。
ハーブカラー 3つの分類
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天然100%タイプの白髪染め「ヘナカラー」の特徴/色/メリット・デメリットについて
今回は3つに分類したハーブカラーのうちの一つ、「完全に天然タイプのハーブカラー」についてです。
完全に天然のみで構成されたハーブカラーとは、「ヘナカラー」のことを指します。
※ 一般的にはハーブを使用するヘアカラーのことをひとまとめにして「ハーブカラー」と呼んでいます。
厳密に言うとヘナカラーもハーブカラーの一種なのですが、ハーブカラーと呼ばず、ヘナもしくはヘナカラーと呼ぶ人がほとんどです。
ですので、ここでもヘナのことをハーブカラーと呼ばず「ヘナカラー」と書くことにします。
ヘナ以外でハーブを使用するヘアカラーのことを「ハーブカラー」と書くことにします。
この天然100%タイプのヘナカラーは、製品に使用されるものすべてが天然成分で構成されています。
「ヘナ」のみで使用する場合もありますし、ヘナに「インディゴ」を混ぜて使用することもあります。
髪や頭皮へのトリートメント効果を高めるために、その他のハーブも使用することもありますが、主成分はヘナやインディゴとなります。
ヘナカラーの最大のメリットは、やはり天然成分100%で構成されているということで、自然由来のものだけでカラーリングを行なうことができます。
(※ 最近は化学染料入りのヘナもありますので、使用される場合は一度確認することをおすすめします。)
ヘナの特徴とできる色
ハーブの一種であるヘナは、それ自体がオレンジの色素を持ちます。
ヘナを細かく粉砕したものをお湯で溶いてヘナペーストを作り、カラーリングすることでオレンジ色に髪を染めることができます。
ヘナの天然色素は化学染料と違って、短時間で着色することができません。
髪質にもよりますが、しっかり染めるためには1~2時間ぐらい必要となります。
ヘナカラーは髪を明るくすることはできないので、主に白髪染めに使用します。
またヘナは優れたトリートメント効果がありますので、痛んだ髪へのトリートメントとしても使用できます。(透明ではないので色も一緒に着色します)
ヘナカラーには「インディゴ」 を一緒に混ぜて使用することもあります。
これはヘナのみだとオレンジ色にしか染まらないので、白髪が多くある人などへは、オレンジが強調され派手な仕上りになってしまうからです。
インディゴの特徴とできる色
インディゴもハーブの一種で、「濃い青色」「藍色」の色素を持ちます。
ヘナと一緒に混ぜて使用したり、ヘナカラーの後にインディゴだけで染めることもあります。
ヘナのオレンジにインディゴのブルーを合わせることで、ブラウンに近い色を作ることができます。
白髪が多くなってきたり、白髪を暗めでしっかり染めたい場合など、インディゴを合わせる方法を使います。
ヘナと違ってインディゴは、それのみで染める場合にはピリピリとした違和感を感じることがあります。
インディゴは体質に合わない人もありますので、使用する場合はインディゴ100%で染めるよりも、少しでも良いのでヘナ混ぜて使用する方が刺激を緩和できます。
ヘナはヘアカラーの中で、最も髪や頭皮や体に優しいものとなります。
最近は「化学的なものをなるべく使用したくない」という人も増えてきましたので、そういった人に最適なヘアカラーが「ヘナカラー」になります。
「天然100%タイプ」ヘナカラーのメリット
- 天然100%、自然由来のものだけでカラーリングができる。
- カラーリングによって髪が痛まない。
- カラーにアレルギーがある人(ジアミンアレルギー)でも、染めることができます。
- 頭皮へのエステ効果があります。
- 髪へのトリートメント効果があります。
- 髪にハリやコシを与えます。
- ダメージして弱った髪を補強します。
一般的なカラー剤はジアミンという化学染料を使用します。
ヘアカラーでアレルギー反応が起こる多くの場合が、このジアミン染料に対してです。
ヘナカラーは素材の天然色素を利用するので、 ジアミンアレルギーがある人でも染めることができます。
「天然100%タイプ」ヘナカラーのデメリット
- 染まりにくい。染める力が弱い。
- 長い放置時間が必要。(推奨2時間ぐらい)
- 染まるスピード、色の出方には個人差がある。
- 脱色できないので明るく染められない。
- 選べる色が少ない。
- パーマがかかりにくくなります。
- ヘナ特有の匂い。(草っぽい、抹茶っぽい匂い)
ヘナカラーの白髪染めが全然染まらないとお悩みですか?(対処法と市販のおすすめ)
ヘナカラーは一般的なカラー剤と比べると、とても個性的なヘアカラーです。
普通のヘアカラーに慣れている人は、ヘナをあまり好きになれない傾向が見られます。
その理由としては、
- 明るく染められない
- 染める時間が長い
- 白髪の染まりが悪い
- 色の選択が少ない
- 草っぽい匂いが気になる
などが挙げられます。
ヘナをずっと続けている人は、カラーリングをおしゃれとして楽しむよりは、
- 「白髪は気になるけど、なるべく体に良いもので染めたい」
- 「これからもずっと続けるカラーだから、天然のもので染めたい」
といったことを最優先される人が多いような気がします。
ヘナカラーに対して一般的なカラー剤と同じような仕上りを求めていると、あまり満足できないかもしれません。
ヘナでカラーリングをする場合は、「ヘナの特徴にこちらが合わせてあげる」ぐらいに考えているほうがいいかも知れません。
もしヘナカラーの白髪染めで全然染まらないとお悩みの場合は、ヘナカラーと普通のヘアカラーを比較しているからです。
ヘナカラーはヘアカラーよりも染まりが悪いし、放置時間も長くかかります。
染まり具合を優先させたい場合はヘナカラーにこだわらず、他のヘアカラーを使用するようにしましょう。
その際のおすすめメニューは下記をご覧ください。
当美容室のヘナメニュー、ハーブカラーメニュー
◆スタジオ・ココで天然100%のヘナカラーをされる場合は、「天然100% ヘナ&ハーブカラー」がそれにあたります。
ヘナにはこだわらずなるべく優しくしっかり白髪を染めたい場合、明るくも染めたい場合などは、これらのメニューをお試しください。
◆ほぼ天然でしっかり染まる白髪染めには「香草カラーMD」がおすすめです。(※髪が傷まないかわりに明るく染められません)
◆天然由来ベースで明るくも染めたい場合「香草カラーLU 」や「オーガニックカラー」がおすすめです。(※白髪染めもおしゃれ染めも可能)
▼ 市販のおすすめヘナはこちら
以上、白髪染めヘナカラーの特徴/色/メリット・デメリット/全然染まらない際の対処法/市販のおすすめなどについてでした。
【ジアミン不使用】肌に優しい&傷まない白髪染め
■カラートリートメント ・・・ 安全性の高い化粧品染料を使用するトリートメントタイプの白髪染め。ジアミンアレルギーでも染められる。脱色剤を使用しないので髪を傷めず、肌にも優しい。
-
- 美容院との併用がしやすい。
- 頭皮への刺激やカユミの心配もなし。
他と比べてもよく染まるのがマイナチュレ。白髪染めしつつヘアケア&スカルプケアが行え、髪と頭皮をいたわりながら染められる。
■ヘアマニキュア ・・・ 爪のマニキュアのように髪をコーティングしながら染める白髪染め。短時間で染まり、ツヤのある仕上がりが特徴。
- カラートリートメントでは染まりが物足りない方に
- 生え際や分け目など手軽に染めたい方に
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■ヘナ ・・・ 植物由来の天然色素を利用し、100%天然成分だけで白髪染めできる。髪へのトリートメント効果があり、細毛にはハリコシ・ボリュームアップも。《他のヘナもチェック》
- 美容院ヘアカラーとの併用不可
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