「アルカリカラー剤」って言葉、聞いたり読んだりしたことありませんか?
ヘアカラーにはたくさんの種類がありますが、アルカリカラー剤もその中の1つです。
といってもアルカリカラー剤とは商品名を表すものではなく、ヘアカラーをジャンル分けしたときの「ジャンル名」です。
今回はそのアルカリカラー剤についてご説明します。
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アルカリカラー剤とは、脱色剤配合のおしゃれ染め&白髪染め
アルカリカラー剤とは「髪を明るくするためにアルカリ剤が配合されたヘアカラー」の総称です。
ヘアカラーで髪を明るく染められるのは1剤に配合されているアルカリ剤と、2剤に配合されている過酸化水素を混ぜることで髪を脱色する作用が生まれ、明るくできます。
アルカリカラー剤とは、1剤に配合されているアルカリ剤からつけられたヘアカラーの呼び名です。
なのでアルカリ剤を使用しているヘアカラーのことを総して「アルカリカラー剤」と呼びます。
これに加えアルカリカラー剤には染料も一緒に配合されているので、脱色しながら色をつけることができます。
そうすることで明るく染めつつも、様々な色の変化を楽しむことができます。
市販ヘアカラーの大半がアルカリカラー剤
アルカリカラー剤は市場で一番使用されているヘアカラーで、「おしゃれ染め」や「白髪染め」もこのアルカリカラー剤のジャンルに入ります。
よくドラッグストアなどで売っている市販のヘアカラーは、大半はこのタイプのものになります。
たとえば、このページの一番最初に出てきた画像のようなヘアカラーです。
CMでよくみる『泡カラー』なんかもアルカリカラー剤になります。
アルカリカラー剤は使用する直前に混ぜるタイプのものですね。
以下はアルカリカラー剤の一例です。
明るい白髪染め(しっかり染まるタイプ)
※白髪をしっかり染めたい場合は、泡タイプではなく「クリームタイプ」のカラー剤を選びましょう。
(↑シエロは付属のクシではなく、ハケで塗る方がしっかり染まります。)
明るい白髪染め(頭皮につけないように塗りやすいタイプ)
明るい白髪染め(匂いの少ない微香・無香料タイプ)
「カラートリートメント/ヘナ/アマニキュア」はアルカリカラー剤ではない
脱色しないヘアカラーはアルカリ剤を使用しないので、アルカリカラー剤ではありません。(脱色作用のないヘアカラー)
酸性カラー剤である「ヘアマニキュア」、最近流行っている「カラートリートメント」、天然100%の植物染め「ヘナ」などはアルカリカラー剤にはあたりません。
ジアミンアレルギーでも使用できるアルカリカラー剤「ノンジアミンカラー」
アルカリカラー剤を使用した際にかぶれたり、アレルギーになってしまったりというトラブルになることがあります。
かぶれやアレルギーといった反応はアルカリカラー剤に含まれている「ジアミン染料」が原因になっていることが多くあります。
ほとんどのアルカリカラー剤はジアミン染料を使用しているので、ジアミンアレルギーになってしまうとほぼすべてのアルカリカラー剤が使用できないので、「カラーリングできない」という状況になってしまいます。
ヘアカラーができないとなると困ってしまう人がたくさんいますが、しかし中にはアルカリカラー剤でもジアミン染料を含まないものがあります。
そういったものを使用すれば、引き続きヘアカラーを続けることも大丈夫です。
ノンジアミンカラーの一例をご紹介します。
(※市販のアルカリカラー剤にはノンジアミンのものがほとんどないので、今回は美容院のヘアカラーでご紹介します。)
美容院のアルカリカラー剤でノンジアミンカラーはどれ?
◆ノンジアミンカラー ・・・ アレルギー要因であるジアミン染料を使用しないノンジアミンのカラー。明るい白髪染めも可。
◆トリートメントカラー ・・・ 安全性の高い化粧品染料を使用するヘアカラー。カラートリートメントとクリアカラーを組み合わせて使用します。ノンジアミンのカラー。
◆クリアカラー ・・・ 同じくノンジアミンのカラー。染料を使用しない脱色剤のみのカラー。
◆草木染め ・・・ 草木からの天然色素を利用して染めるカラー。透明感のある色合いが特徴。クリアカラーと組み合わせて使用します。
市販のノンジアミンカラー(白髪染め/ノンアルカリ)
いったんジアミンアレルギーになってしまうと、市販のアルカリカラー剤はほとんどがジアミン染料を使用しているので、白髪染めしている場合は特に困ったことになります。
そういった際にも白髪染めできるタイプのものをご紹介します。
市販のアルカリカラー剤でノンジアミンで白髪染めできるタイプは販売されていないので、ここではアルカリカラー剤ではないタイプ(脱色できないタイプ)でノンジアミンの白髪染めをご紹介します。
【ジアミン不使用】肌に優しい&傷まない白髪染め
■カラートリートメント ・・・ 安全性の高い化粧品染料を使用するトリートメントタイプの白髪染め。ジアミンアレルギーでも染められる。脱色剤を使用しないので髪を傷めず、肌にも優しい。
-
- 美容院との併用がしやすい。
- 頭皮への刺激やカユミの心配もなし。
他と比べてもよく染まるのがマイナチュレ。白髪染めしつつヘアケア&スカルプケアが行え、髪と頭皮をいたわりながら染められる。
■ヘアマニキュア ・・・ 爪のマニキュアのように髪をコーティングしながら染める白髪染め。短時間で染まり、ツヤのある仕上がりが特徴。
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■ヘナ ・・・ 植物由来の天然色素を利用し、100%天然成分だけで白髪染めできる。髪へのトリートメント効果があり、細毛にはハリコシ・ボリュームアップも。《他のヘナもチェック》
- 美容院ヘアカラーとの併用不可
- 美容院で染めずに自分だけで白髪染めしたい方に
- 髪痩せが気になり始め、白髪染めしつつハリコシも欲しい方に
アルカリカラー剤「まとめ」
アルカリカラー剤とは「髪を明るく染めつつ色も変えられる一般的なヘアカラーのこと」をいいます。
- 市販されているヘアカラーの大半は、アルカリカラー剤。
- アルカリカラー剤には髪を染めるための染料も配合されていて、ほぼジアミン染料を使用している。
- かぶれたりアレルギー反応を起こす原因は、アルカリカラー剤に配合されているジアミン染料であることが多い。
- アレルギー反応を起こす場合は使用すると危ないので、今後はアルカリカラー剤の使用ができなくなる。
◆中にはジアミン染料を含まないアルカリカラー剤もあり、その場合はジアミンアレルギーであってもヘアカラーできる。(美容院でのヘアカラーの場合)
(※市販ではアルカリカラー剤のノンジアミンカラーはほとんどないので、特殊なヘアカラーを取り扱っている美容院でのみ、そういったアレルギー対応のカラーリングができます。)
◆ジアミンアレルギーがある場合で「市販で白髪染めしたい場合」は、
(※これらのヘアカラーには脱色作用がないので、髪を明るくはできません。)
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