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美容師の過酷な現実|ブラック環境の美容室が多い◇20代女性の体験談

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20代元美容師の方にアンケートをとりました。

今回アンケートに回答くださった方は、中学生時代に友人にかわいくヘアアレンジをしてもらって感動してから、美容師を夢見るようになりました。

ただ実際にアシスタントとして働いてみると不満に思うことが多く、結局は美容師に見切りをつけることになりました。

仕事を辞めて復帰する予定もないといいます。

美容師という職業のどういう点に不満があったのか、回答者さんのリアルな声をご紹介したいと思います。

 

⇒ 美容師に関するいろんな体験談(正社員、パート、フリーランス、転職したケースなど色々)

美容師の過酷な現実、それはブラックな環境の美容室が多いということ ◇20代女性の体験談

◆あなたの「お名前・年齢・性別」を教えてください。

25歳女性、「真知」といいます。

 

◆現在の状態を教えてください。

元美容師(アシスタント)です。

復帰する予定はありません。

 

◆何年美容師をしていましたか?

約1年です。

 

◆美容師だった時の収入を教えてください。

手取りで約13万円でした。

 

◆自身の働きに対して給料は見合ったものでしたか?

固定プラス店販でしたが不満がありました。

時給に換算したときに、せめて最低賃金に届くくらいは欲しかったです。

労働時間に対しての給料が安いと感じました。

 

◆どうして美容師になろうと思いましたか?その経緯を教えてください。

おしゃれにあまり興味がなかった中学生時代に友人にヘアアレンジをしてもらい、こんなにも自分は変われるんだと感動したことがきっかけです。

 

◆実際に美容師になってみて、なる前と後のギャップはありましたか?想像していたのと比べて何が違いましたか?

休みの日にもお店の命令で外部の練習(自費の場合もあり)に参加しないといけないので、本当に休める日が月に4~5日と少ないのがとても大変でした。

 

◆当時の労働環境に満足でしたか?

休みの日に講習に参加したり、平日の営業時間後にはレッスンするのが決まっており、その時間は無休でした。

他の美容関係の仕事についたときは、レッスンの時間にもしっかりお給料が発生したので、これが普通なんだと思いました。

美容師の世界はそういうものだという固定概念が未だにあると思いますが、おかしなことだと思うのでもっとホワイトな美容室が多くなることを望んでいます。

 

◆美容師をやめてしまった人に質問です。何が原因ですか?

お給料が安いのと休みが少ないのが割に合わなくて、本当に自分がしたかったことなのか分からなくなったためです。

 

◆美容師になりたい人に対して先輩からのアドバイス、気をつけておいた方がいいことを教えてください。

今現在美容師を続けている友人はしっかりとした夢や目標を持っている人ばかりで、夢や目標がなければなかなか続けられる仕事ではありません。

実際私の同級生の半分以上は美容師を辞めて、他の仕事に就いています。

将来の自分のビジョンをしっかりと持って、どのような仕事に就くか考えてみてください。

ブラック環境の美容室で働いていた元美容師の体験談「まとめ」

  • 働いていた時は時給に換算すると、最低賃金にも届かなかった。
  • 休日に講習に参加しなきゃいけなかったので、休みが少なかった。
  • 営業後の練習や講習会に参加した時は、お給料が発生しなかった。
  • お給料が安い・休みが少ない状況に「割が合わない」と思うようになり、本当に自分がしたかったことなのか分からなくなってしまった。

 

新人でアシスタントの場合は、営業後や休日に練習をするというのは今でも一般的です。

給料が安く、労働時間も長く、営業終了後の練習や休日に講習に行ったりなど、本当にブラックです。

なので回答者さんがおっしゃっているように、美容師を続けている人の割合は半分を有に下回ると思います。

この環境ではなかなか続く人がいないのが現状です。

 

ここで踏ん張るのは、やはり夢や目標、やりがいを見つけるなど、かなりのモチベーションが必要になります。

しかし、美容師も悪いことばかりではありません。

たぶんどんな仕事でもそうだと思いますが、一番つらいのは、仕事を覚えるまでの最初の期間です。

美容師でいうと3年ぐらい。

そこを超えてくると、一気に自由度が上がります。

 

一旦技術を習得してしまえば日本中どこでも働けますし、女性の方だったら育児に合わせてパートで働くことも自由にできます。

フルタイムにもすぐに戻れます。

給料も売上に応じて上がっていくだろうし、もし海外で働きたければそれもできるようになります。

最近ではフリーランスという働き方もできるようになり、ますます手に職系の仕事の強みがクローズアップされています。

 

そういった意味でも最初の3年、スタイリストの技術を覚えてしまうまではなんとか踏ん張ってみてほしいなと思います。

最近では少しずつホワイトな美容室も増えてきているので、就職する際は美容室のホームページをよく確認して見るといいと思いますよ。

働く美容師さんにとってのメリットがいっぱいある美容室は、まずホームページに提示してあると思いますから。

 

以上、ブラック環境の美容室で働いていた元美容師の体験談でした。

 

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