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美容師から転職し事務職で働く30代女性の体験談◇当時の給料/志望動機/労働環境など

女性美容師のイメージ画像

10代~20代まで約10年間美容師だった30代女性の方にアンケートを取りました。

 

  • 美容師になろうと思った経緯について
  • 就職先の美容室を探す際に意識したポイントは?
  • 美容師を始めるまではどんな気持ちだったのか?
  • 実際に美容師をしてみてどうだったのか?
  • 回答者さんからのアドバイス

 

などを書いていただきました。

もしあなたが美容師をしている、もしくは美容師を目指しているのなら、何かのヒントになれば幸いです。

 

⇒ 美容師に関するいろんな体験談(正社員、パート、フリーランス、転職したケースなど色々)

美容師から転職し現在は事務職で働く30代女性の体験談 ◇当時の給料/志望動機/労働環境など

◆あなたのプロフィールを教えてください。

 

「かずみ」といいます。

女性で18~29歳までの間、美容師をしていました。

現在は30代で、転職をして事務職をしています。

 

美容師歴約10年です。

当時の給料は月13万~18万円ほどでした。

 

◆どうして美容師になろうと思いましたか?その経緯を教えてください。

 

美容師を目指したきっかけは、早く自立がしたかったからです。

手に職さえつけてしまえば実家から家を出て、一人暮らしができると思ったからです。

 

高校生の頃とても仲良かった友達が「美容師を目指す」と言っていて、自分の考えていたことも重なり、一緒に専門学校に通うことに決めました。

 

手に職をつけてしまえば独立することも可能ですし、食いっぱぐれることはないのかなと思いました。

それに制服などはなく髪型や服装も自由ですし、思いっきり好きなことができるイメージがありました。

窮屈な規則などがあまり好きではない私にとって、憧れの職業でした。

就職先の美容室はどうやって探しましたか?

◆どうやって就職先の美容室を探しましたか?何を基準に選びましたか?

 

専門学校を卒業する時には周囲の同じ生徒達も色々と情報を集めていたので、自然に耳に入ったというのもあります。

都内の方で有名な美容室はみな競争率が高いのですが、あまり物怖じせずにチャレンジだけはしようと思いました。

 

やっと決まったところは、私の専門学校の系列の美容室でした。

知っている先輩もたくさんいましたし、何より場所も銀座で私にとっては良い地域な気がしました。

渋谷、青山、原宿はもちろんおしゃれのメッカで憧れの地ではありましたが、競争率が高く激戦地で大変かもしれないと感じていました。

銀座と言う響に丁度良さというのでしょうか? 落ち着く感じが気に入りました。

 

◆美容室に就職する前は、どんな所が気になりましたか?

 

人間関係や「これからうまくやっていけるか」ということは、とても心配で不安でした。

そもそも「技術を磨く」ということはとても大好きではあるのですが、競争社会のなかで負けずに頑張れるかとドキドキしました。

 

一方で美容師として一人前になったら、「お金を貯めて海外でも働きたいな」などと夢を持ったりもしました。

「世界をまたにかけたい」と。

不思議なことに、意外にも「自分のお店を持ちたい」などという期待は持っていませんでした。

実際に美容師をしてみてどうでしたか?

◆美容師をしていて良かった点を教えて下さい。

 

やはり自分がカットやパーマをかけて喜んでくれるお客さんがいるということは、本当に嬉しいことです。

また自分以外は皆ライバルではあるのですが、意外にも夜遅くまで残って練習をしていると一緒にご飯を食べたりと楽しい時間もあり、そういう時はふっと心落ち着く時間もありました。

ヘアショーなどで良い成績をおさめられたり注目を浴びたりすると、「やっていて良かったな」と実感しましたし、そう言ったことの下準備も、自分のやりたいことをやっている時はとても楽しい時間でした。

自分が作ったものが形になるって、非常にやりがいを感じました。

さらには自分自身もおしゃれを楽しんで流行を先取りしたり、研究したりして自然と熱中できました。

 

◆美容師をしていて悪かった点を教えて下さい。

 

美容の技術とは反対に、シャンプーやトリートメントなども売らなければならない時は非常に面倒くさかったです。

またそれに対しても営業ノルマがあって、これが非常にストレスでした。

もちろん良い品物を売ってはいるのですが、安いものではないので、「お客さんに押し売りするようなことはするまい」と思っていても、心のどこかで「ノルマ達成したい」という気持ちもあり、罪悪感もありました。

 

あと一生懸命お客さんに接客しても気に入ってくれない時は、こちらもがっくりしますよね。

どんなに一生懸命やっても「センスがなければ仕方ない」とは分かっていますが、やはり落ち込みます。

 

◆美容師の仕事に対する総合評価を教えて下さい。

 

立ち仕事で夜遅くまで練習をしたりミーティングしたりするので、はっきり言ってそれに対しての報酬は見合っていなかったので、あまり満足していません。

しかし、総合的に美容師という仕事はとても良い仕事だと思います。

 

なぜならば、お客さんが喜んでくれた時は自分も本当に嬉しいからです。

 

ですが、もう少し美容師という仕事をするのにあたって、 労働を軽くしてほしいなと思います。

休みの日にも講習会などに行って自分で勉強しなければならないので、結構ハードな仕事だと思います。

それゆえに一人前になるまでのカリキュラムを、もう少し緩めに設定して欲しいかなと思います。

他の美容室に転職しようとしている美容師さんに、アドバイスをお願いします

私は合わないと感じた美容室では、どんどん転職していっていいと思います。

なぜならば上の人が詰まっていて、技術を磨いても一人前のスタイリストになれるそもそもの枠が少ないところも多いからです。

そんな悪質な所に居たって、いつまでたってもシャンプーしかさせてくれませんから。

それでも現場はあまり変わらないと思うのですが、「その美容室がインターン生を立派なスタイリストに育てる意識があるか」を見極めるのが大切だと思います。

 

以上、美容師から転職し事務職で働く30代女性の当時の体験談でした。

 

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