「オーガニックカラーって、オーガニックだけしか使わない100%天然のヘアカラーですか?」
実は、そうではないんです。
オーガニックカラーって知ってますか?
最近は健康ブームも相まって、ヘアカラーにもナチュラル志向の波が来ています。
たまに仕事中に質問を受けることがあり、その呼び名が少し紛らわしいので、ここでオーガニックカラーとはどんなものなのか、
- 種類
- 特徴、メリット・デメリット
- オーガニックカラーに関するQ&A
をご説明します。
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オーガニックカラーとは?|種類やメリット・デメリットなど
オーガニックカラーとは、たとえば「香草カラー」といったメーカーのブランド商品ではなく、オーガニック素材を使用しているヘアカラー剤を「総称」してそう呼びます。
ジャンル名と考えていただくと分かりやすいと思います。
ジャンル名の一例
- ヘナ
- ハーブカラー
- アルカリカラー
- ブリーチ
- ヘアマニキュア
- カラートリートメント
などなど。
これらは個別名称ではなく、ジャンル名です。
ブリーチの場合で説明すると、
ブリーチでもいろいろなメーカーが出していますが、一社だけのオリジナル商品名(名称)ではありません。
オーガニックカラーの種類(各メーカー)
「オーガニックカラーというのはジャンル名ということが分かったけど、じゃあ実際にどんな商品があるの?」
各メーカーから発売されているオーガニックカラーをご紹介します。
- シュワルツコフから発売されている「エッセンシティ」
- ミルボンから発売されている「ヴィラロドラ」
- ナプラから発売されている「ケアテクトOGカラー」
オーガニックカラーのメリット
オーガニックカラーの特徴は各メーカーによって少しずつ違いますが、ここでは大まかなメリット・デメリットを挙げてみます。
- オーガニック素材や自然由来成分を使用している。(含有率は様々)
- 頭皮やお肌へ刺激が少ないように工夫されている。(低刺激処方)
- ヘナなどの100%天然カラーとは違い脱色剤と染料を使用しているので、「おしゃれ染め~白髪染め」まで幅広く対応できる。
- カラーリング時のツンとした刺激臭が少ない。
オーガニックカラーのデメリット
- オーガニック素材や自然素材を使用して低刺激処方にはなっているが、ノンジアミンではない。(ジアミン染料配合)
- ジアミンアレルギーの人へは使用できない。
- 天然100%ではない。
- 脱色剤を使用するので明るく染めたりできるが、髪が痛まないというわけではない。
- 妊婦さんには使用できない。(授乳中のママさんはOK)
エッセンシティ オーガニックカラーの色見本(カラーチャート)
ここでは当店が取り扱いのあるシュワルツコフ「エッセンシティ オーガニックカラー」のカラーチャートをご紹介します。
シュワルツコフといえば色彩表現に強みがあるブランドで、オーガニックカラーといえば明るい色ができないイメージを持つ方が多いですが、おしゃれ染め~白髪染めまで幅広いカラーリングができます。
また選べる色も豊富で、発色がキレイなカラー剤です。
おしゃれ染めのカラーチャート
白髪染めのカラーチャート
オーガニックカラーって100%天然?
よく間違いやすいのですが、オーガニックカラーは成分全部がオーガニックのものだけで構成されているヘアカラーではありません。
オーガニック素材も使用していますがその他の成分、たとえば脱色剤や染料なども使用しているので、完全にオーガニックというわけではありません。
一般的なヘアカラー剤と同じようにオーガニックカラーも、髪を明るく染めたり白髪を染めたりできるのは、カラー剤に脱色剤や染料が配合されているからです。
以前のものは(今もありますけど)ほとんど普通のカラー剤に約数パーセントのオーガニック成分を混ぜたというだけの、あまりこだわりを感じられない、とにかくナチュラル志向のブームに乗って売りたいという商品がありました。
最近ではカラー剤の大半(約90%ぐらい)がオーガニック素材を含む自然由来成分からできているものがあります。
メーカーの取り組みや姿勢から本気が感じられる、こだわり商品です。
ヘアカラー剤も最近は少しずつ進歩が見られます。
昔と違ってたくさんあるカラー剤の中から必要なものを選んで使用できる状況は、美容師としては嬉しいです。
お客様により最適なものを選べますから。
オーガニックカラーに話は戻りますが、オーガニックカラーとはいえ、少しは化学的なものも使用しているので、そこは理解しておいた方がいいと思います。
お肌により優しい自然派志向のヘアカラーという位置づけで考えると分かりやすいですね。
オーガニックカラーに関する「Q&A」
オーガニックカラーでできる色は?暗めは大丈夫だと思いますが、茶髪などの明るめの色もできますか?
ほどんどのオーガニックカラーメーカーは、おしゃれ染めも白髪染めも両方ラインナップしています。
ですので、暗め~明るめの色はもちろん、白髪染めにも対応することができます。
おしゃれ染めで明るめの色を選べば、茶髪ぐらいの色でしたら十分に表現できますが、もしもっと明るくしたい場合は、ライトナー(呼び名は各社いろいろ)といわれる「さらに明るく脱色するためのカラー剤」もあります。
ブリーチを使うぐらいの金髪にしたい場合は別ですが、かなり明るめの茶髪にはできると思います。
オーガニックカラーにはブリーチありますか?
オーガニックカラーにはブリーチはありません。
これは多分どのメーカーもそうだと思うのですが、オーガニックカラーを求める人は「体へ優しくヘアカラーしたい」ということが一番大きなニーズだと思います。
ブリーチはそういったコンセプトから少しずれてくるので、ブリーチを発売していないのかな?と思います。
オーガニックカラーで白髪染めできる?白髪はちゃんと染まる?色落ちは?
オーガニックカラーには白髪染めもラインナップされていますので、白髪があってもちゃんと染められます。
オーガニックカラーはジアミン染料配合のヘアカラーなので白髪もしっかり染まりますし、色持ちも通常のヘアカラーと同様に持ちますので、ご心配は無用です。
ヘアマニキュアやカラートリートメントなどと違って、色落ちが少ないヘアカラーです。
どれぐらいの頻度でカラーリングすればいいですか?
カラーリングの頻度は人それぞれ気になる間隔が違いますので一概には言えないですが、大体の目安として、
- おしゃれ染めの場合は2~3ヶ月ぐらい
- 白髪染めは1~2ヶ月ぐらい
が多いのではないでしょうか。
ヘアカラーの間隔や頻度について詳しく答えた記事があるのでご参考ください。
オーガニックカラーはツンとした「におい」はありますか?
オーガニックカラーの香料には、オーガニックのアロマ精油などを使用しているものが多く、あまりきつい匂いは感じられないと思います。
カラーリングの際に感じるツンとした刺激臭ですが、これも低刺激処方のオーガニックカラーなら感じにくいと思います。
※通常ツンとした刺激臭は、明るくなればなるほど感じやすくなります。
オーガニックカラーの施術中かゆいんですが、これは「かぶれ」ですか?
3つのパターンが考えられます。
1、オーガニック素材に対するアレルギー反応
オーガニックだからといって100%安全というわけではありません。
たとえば小麦や大豆、植物に対してアレルギーがある人など、これらのものを使用しているとアレルギー反応になります。
かゆみが続くようでしたら残念ですが、かぶれがひどくなる前に、オーガニックカラーの使用を諦めましょう。
2、脱色剤の刺激に対する反応
主な反応としては「ヒリヒリ」「しみる」などが多いですが、「かゆみ」を感じる人もあります。
刺激に対する反応の場合は、工夫してオーガニックカラーの使用を続けることもできます。
カラー剤を頭皮につけないように塗る方法2つご紹介します
■ ゼロタッチ ・・・ カラー剤を頭皮になるべくつけないように根元から少しだけ浮かして塗る方法です。おしゃれ染めでも白髪染めでも可能。
■ バレイヤージュ ・・・ 髪を立体的に見せられるグラデーション技法です。髪が伸びてきた際のプリン状態をぼかす効果もあります。主におしゃれ染めに使用します。
刺激を感じる際は、担当美容師さんに相談してみましょう。
3、ジアミン染料に対するアレルギー反応
ヘアカラーで一番避けたいのはこのアレルギー。
施術中の「かゆみ」、施術後の「かゆみ」、顔周りや頭皮の「かぶれ」として表れます。
一度出てしまうとどんどんひどくなり、最悪アナフィラキシーショックになることもあるので、使用しないでください。
そういった際には「ジアミン染料不使用のヘアカラー」を利用しましょう。(次項参照)
ジアミンアレルギーがあります。オーガニックカラーを使っても大丈夫ですか?
残念ながら、どのオーガニックカラーもジアミン染料を配合しています。
これは白髪染めまで幅広く対応し、多くの人に利用してもらいたいというメーカーの意向からです。
白髪染めをノンジアミンで実現するのは現在は大変難しく、使い勝手が悪いヘアカラーになってしまうので、メーカーとしては売れないヘアカラーは開発できないからです。
そういったわけで、オーガニックカラーはノンジアミンではないので、ジアミンアレルギーがある人は使用しないようにしてください。
⇒ ノンジアミンのヘアカラーをお探しなら、
などがおすすめです。(美容室メニューになります)
当美容院のおしゃれ染め用ノンジアミンカラー
◆クリアカラー ・・・ 染料を使用しない脱色剤のみのカラー剤。髪を明るくすることだけに特化した「おしゃれ染め用ヘアカラー」です。ジアミンアレルギーの人でもおしゃれ染めが楽しめます。
◆トリートメントカラー ・・・ 安全性の高い化粧品染料を使用するおしゃれ染め用ヘアカラー。カラートリートメントとクリアカラーを組み合わせて使用します。ジアミン不使用なので、ジアミンアレルギーの人でもおしゃれ染めが楽しめます。
◆草木染め ・・・ 草木からの天然色素を利用して染めるカラー剤。クリアカラーと組み合わせておしゃれ染めが楽しめます。こちらもノンジアミンなのでアレルギーがあっても大丈夫です。
当美容院の白髪染め用ノンジアミンカラー
◆天然100% ヘナ&ハーブカラー ・・・ 植物からの天然色素を利用し、100%天然成分だけでカラーリングできるヘアカラー。トリートメント効果も高くハリ・コシ・ボリュームアップにもつながる。
◆香草カラー 色葉 ・・・ 化粧品染料を使用するハイブリットタイプのヘナカラー。天然ヘナよりしっかり染まり、ふんわり柔らかい質感が特徴。
◆ヘアマニキュア ・・・ 爪のマニキュアのように髪をコーティングしながら染める酸性タイプのヘアカラー。ツヤのある仕上がりが特徴。
市販でノンジアミンのヘアカラーというと、白髪染め用になりますが、こちらのものがあります。
【ジアミン不使用】肌に優しい&傷まない白髪染め
■カラートリートメント ・・・ 安全性の高い化粧品染料を使用するトリートメントタイプの白髪染め。ジアミンアレルギーでも染められる。脱色剤を使用しないので髪を傷めず、肌にも優しい。
-
- 美容院との併用がしやすい。
- 頭皮への刺激やカユミの心配もなし。
他と比べてもよく染まるのがマイナチュレ。白髪染めしつつヘアケア&スカルプケアが行え、髪と頭皮をいたわりながら染められる。
■ヘアマニキュア ・・・ 爪のマニキュアのように髪をコーティングしながら染める白髪染め。短時間で染まり、ツヤのある仕上がりが特徴。
- カラートリートメントでは染まりが物足りない方に
- 生え際や分け目など手軽に染めたい方に
利尻カラークリームは1回10分で染まり、色持ち1ヶ月!
■ヘナ ・・・ 植物由来の天然色素を利用し、100%天然成分だけで白髪染めできる。髪へのトリートメント効果があり、細毛にはハリコシ・ボリュームアップも。《他のヘナもチェック》
- 美容院ヘアカラーとの併用不可
- 美容院で染めずに自分だけで白髪染めしたい方に
- 髪痩せが気になり始め、白髪染めしつつハリコシも欲しい方に
妊婦です。妊娠中でもオーガニックカラーできますか?
妊婦さんはお肌や体質が敏感になっているので(妊娠初期は特に)、オーガニックカラーに限らず従来のヘアカラー剤(アルカリカラー剤)は使用を控えるほうがいいかと思います。
ジアミン染料を使用しないヘアカラーでしたら、妊娠中でも体調に合わせて使用することができます。
- ブリーチ
- ライトナー
- カラートリートメント
- ヘナ
- ヘアマニキュアなど。
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当店での該当メニューは、
になります。
授乳中ですがオーガニックカラーをしても大丈夫ですか?
妊婦さんと違って授乳中の人は、オーガニックカラーを含む一般的なヘアカラー剤を使用しても大丈夫です。
体調の良い時を選んでカラーリングを行いましょう。
おすすめのオーガニックカラーはどれになりますか?
- エッセンシティ(シュワルツコフ)
- ヴィラロドラ(ミルボン)
この2つは約9割が自然由来成分から構成されているオーガニックカラーです。
メーカーのこだわりが感じられるのでおすすめです。
オーガニックカラーはこんな方におすすめ
- 素材にこだわったヘアカラーで安心して染めたい人。
- 本当は100%天然がいいけど暗い色だけじゃ物足りなく、「おしゃれ染め、白髪染め、明るい白髪染め」などをしたい人。
- 天然ヘナではもの足りない人。(特に明るくできない、色が選べないなど)
- ヘアカラー時に頭皮ヒリヒリするなど、刺激が気になる人。
- ヘアカラー時の刺激臭や匂いが気になる人。
100%天然のカラーリングがしたい場合
完全に天然のものだけしか使用しないヘアカラーをお探しでしたら、「ヘナ」がそれにあたります。
ヘナカラーはヘナにお湯を混ぜてペースト状にして、カラー剤の様に使用するものなので、化学的なものは一切含まれません。(化学染料入りのヘナを除く)
当店の該当メニューは「天然100% ヘナ&ハーブカラー」です。
⇒【天然100% ヘナ&ハーブカラーとは?】化学薬品を一切使用しないオーガニック・ヘナカラー
最近ではオーガニック認定を受けているヘナも発売されているので、そういったものを選ぶと安心できますね。
以上、今回はオーガニックカラーに関する様々な疑問にお答えしました。
オーガニックカラーを検索される方は、「ハーブカラー」にも興味がある人が多いと思います。
しかし、ハーブカラーもオーガニックカラー同様に「ジャンル名」なので、分かりにくくなっています。
そちらも詳しく説明しましたので、興味がある人は「ハーブカラーとは?」の記事も読んでみてくださいね。
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