「市販のカラー剤は色落ちが早い・・・」
「白髪がキラキラ光って、上手に染まらない!」

といった悩みを、お客様からいただくことがあります。

美容院で白髪がキレイに染まるのは当たり前ですが、今回は「市販のカラー剤を使って明るい白髪染めを上手に染める方法」を考えてみたいと思います。

セルフカラーする際は参考にしてみてください。

白髪染めがしっかり染まらない原因

目的に合ったヘアカラー剤を選んでいるか?

最近は市販のヘアカラー剤の種類が豊富にあります。

種類が増えた分、どのヘアカラー剤を選べばよいのか分かりにくい場合もあります。各カラー剤の特徴を理解して、目的に合ったヘアカラー剤を選ぶようにしましょう。

(⇒ 明るい白髪染めをする場合は、アルカリカラー剤を使用します。)

アルカリカラー剤

アルカリカラー剤、ヘアカラー剤

 

一般的にヘアカラー剤と呼ぶと、このアルカリカラー剤のことを指していることが多い。アルカリ剤(脱色剤)を配合してあるので、アルカリカラー剤と呼びます。

ドラッグストアなどで買えるヘアカラー剤は、このタイプのヘアカラー剤を一番多く取り揃えています。おしゃれ染めや白髪染めなど幅広いカラーリングができます。明るい白髪染めをしたい場合は、このタイプを選びましょう。

ヘアマニキュア

酸性カラー剤です。髪を痛めることなく白髪染めができますが、脱色剤を使用しないので、おしゃれ染めといった明るいカラーリングができません。

またアルカリカラー剤と違って、髪の表面をコーティングするように染めるので、シャンプーの度に少しずつ色落ちしていきます。ジアミン染料を使用していないので、アルカリカラー剤でアレルギーが出た(カブレた)人でも染めることができます。

ヘナ

ヘナ

 

天然100%の植物染めです。

ヘナやインディゴの天然色素を利用して白髪を染めることができます。化学的なものを使用せずにカラーリングできることが特徴です。

化学染料を使用しないので、ジアミンアレルギーがある人でも染められ、髪や体に優しいですが、

  • カラーリングに長い時間がかかる(塗布後の放置時間は推奨2時間ぐらい)
  • 脱色剤を使用しないので、明るく染められない(メインは白髪染めに使用)

などに注意が必要です。

また最近では、ヘナに化学染料を配合しているタイプもありますので、購入する際には注意書きをよく読むようにしましょう。

 

ヘナに関する関連記事です。

⇒ 天然100% ヘナ&ハーブカラーとは?

⇒ 「ヘナ、香草カラー、草木染め、オーガニックカラー」の違いとは?

カラートリートメント

トリートメントに化粧品染料を配合しているカラー剤です。ジアミンアレルギーでも染められ、髪も痛まずにカラーリングできますが、「明るく染められない」「染まりにくい」「色落ちが早い」といった特徴があります。

通常はシャンプー後にこのカラートリートメントをつけて、10~15分ほど放置して、洗い流すといった作業を、お望みの染まり具合になるまで毎日使用します。髪を痛めることはありませんが、他のカラー剤と比べてカラーリング頻度が高くなります。

 

カラートリートメントでも一回でしっかり染める方法をご紹介しました。興味のある人はご参照ください。

⇒ 白髪染めカラートリートメントが染まらない? 一回で染まる上手な使い方!

アルカリカラー剤は混ぜたら、時間を置かずにすぐ使用する

アルカリカラー剤は1剤と2剤に分かれていて、使用する前に混ぜて使用しますが、混ぜた後30~40分ぐらいで染める力が徐々に落ちてきます。なので、混ぜたらすぐに使用することが大切です。また塗布する際も手際良く、素早く染めるように意識しましょう。

髪に「汚れ」や「残留物」が残っていないか?

  • 髪に皮脂や汚れが残っている。
  • スタイリング剤が残っている。
  • シリコンを配合してあるシャンプーやトリートメントでコーティングされている状態。

などは、カラー剤の染まりに影響してきます。

シャンプー

 

特に年配の人に多い傾向がありますが、シャンプーを2・3日置きにしている場合などは、皮脂が髪をコーティングしている状態になります。カラー剤が浸透しにくくなるので注意が必要です。

また若いうちは皮脂を多く分泌する傾向があります。

そういった場合は毎日シャンプーしていても、染める前にもう1度シャンプーしてからの方が染まりが良くなります。

洗い流さないトリートメントやスタイリング剤などもカラー剤の浸透を妨げるので、これらのものを使用している際には、先にシャンプーして落としておきましょう。

最近のシャンプーやトリートメントは、手触りを良くするために「シリコン」を配合していることが多くあります。

そういった場合には、「シリコン落とし」を先に行うと染まりが良くなります。

 

「シリコン落とし」はこういったシャンプーでできます。

敏感肌やアトピー体質の人でも大丈夫な超低刺激シャンプーで「ヘアクレンジング&シリコン落とし」

 

普段使いのシャンプーとしても使用できます。

 


 



明るく染めるための方法、コツ、注意事項

ヒント、コツ

 

基本的には、上記の「白髪染めがしっかり染まらない原因」と反対のことを行なうと良く染まるようになります。

  • 明るい白髪染めをする際には「アルカリカラー剤」を使用する。
  • アルカリカラー剤は混ぜたら、時間を置かずにすぐに使用する。
  • 先にシャンプーして、髪の汚れやコーティングをしっかり落としておく。

それ以外にもコツがありますので、ご紹介します。

カラー剤はたっぷり塗布する

セルフカラー、カラーリング

 

カラー剤の塗布量が少ないと、染まっていない所があったり、染まりが弱い所があったりします。染まらないと元も子もないので、しっかり染めたい場合は、たっぷり塗布しましょう。

根元が浮かないように押さえつける

カラー剤の塗布が終わった後は、根元が浮いていないかチェックしましょう。髪の根元が浮いて立っている場所は染まりが悪くなります。上から押さえつけて、薬剤がしっかりついている状態にします。

塗布後はちゃんと塗れているかどうかチェックする

  • 塗れていないところはないか?
  • カラー剤の塗布量が少ないところはないか?
  • 髪が浮いているところはないか?

チェックして、次のラップを巻く作業を行います。

塗布後はラップを巻いて、放置時間を取る

ラップを巻いて髪が浮くことのないように、上から押さえます。ラップをすることには、次のような意味があります。

  • 体温の熱でカラー剤の浸透や促進を助ける。
  • カラー剤が服や家具などにつかないように予防する。
  • 髪が浮いている場合は、ラップの上から押さえつけることで、染まりムラを減らす。

カラー剤の促進を更に促したい場合は、ラップを巻いた上から、

  • タオルターバンをする。
  • ホットタオルをする。(冷めたら、温かいものと入れ替える)
  • ドライヤーで暖める。

などの追加で行っても良いでしょう。

※一点注意が必要なのは、明るい色になるほど熱でカラー剤が促進される効果も高くなりますので、カラー剤がついている根元だけ明るくなり過ぎないように気をつけてください。

塗布後の放置時間を長めに取る

カラー剤の所定時間を守ることは大切ですが、染まりにくい髪質の場合など例外もありますので、5~10分ほど追加して余分に時間を置いてみることもケース・バイ・ケースいいかもしれません。

※頭皮に刺激など異常を感じた時は、カラー剤が体質に合っていない場合もありますので、その時は無理をせずに、カラーリングを中止して洗い流すことが大切です。

途中でラップが浮いてないかチェックする

放置時間の合間に用事をしている場合などは、ラップが浮いたりしやすいので時々チェックし、浮いている時は、ラップと髪とカラー剤を密着させるように押さえましょう。

ヘアカラー剤の選択は明る過ぎる色ではないか?

ヘアカラー剤の色が明るくなるほどに、白髪を染める力が弱くなり、ぼかす様に染めることになります。しっかり白髪を隠したい場合は暗めの色の方が適しています。「白髪を隠したい」のと「明るくしたい」のの、自分に合うちょうど良いバランスを見つけてください。

染まりにくい髪質もある

硬くて太い髪質、髪の撥水性が高いなど、「染まりにくい髪質」もあります。

そういった場合には、

  • 希望の色より1つ明るい色を選ぶ。
  • 放置時間を長めに取る。
  • 熱による促進を促す。

などの対策を取るようにしましょう。

白髪の多さにも影響される

白髪が多くなるほどに、明るい白髪染めではカバー率が弱くなります。

そういった場合には

  • 希望の色より1段階暗い色を選ぶ。
  • 放置時間を長めに取る。
  • 熱による促進を促す。

などの対策を取るようにしましょう。

髪のダメージが大きい場合は、染まってもすぐに色落ちする

髪のダメージが大きいと色落ちが早いという特徴があります。せっかく染めても早く色落ちしてしまうので、普段からダメージ減らすように気をつけることが大切です。

  • パーマもカラーリングもしている。
  • カラーリングは明るい色が好き。
  • カラーリングの頻度が高い。
  • カラーリングの度に色を変更する。(全体のカラーリングを毎回するとダメージ大)
  • 外に出ることが多く、紫外線をよく浴びる。
  • プールに通っていて、塩素で髪が痛みやすい。
  • アイロンやホットカーラーを毎日使用している。

など考えられる要素は色々ありますが、無理のない範囲で頻度を減らしたりすることが、ダメージ予防になります。

既染部の色落ちがある場合は、髪が痛まないカラートリートメントを使用して、退色した部分を染める(補色する)ということもできます。

こちら記事もご参考ください。

⇒ ホームカラーとサロンカラーの違いとは? 上手に使い分けるコツ!

「泡」タイプの白髪染めは染まりくい、色落ちが早い

泡タイプの白髪染めは簡単にカラーリングができるというメリットがありますが、泡なので薄染まりになりやすく、染まりにくい傾向があります。しっかり白髪を染めたい場合は、クリームタイプを使用する方が良いでしょう。

 

まとめ

明るい白髪染めは染まりにくい感じがしますが、所定のやり方や、事前準備、コツなどを掴むと、もう一段階しっかりと染めることができるようになります。

ここに書いてあることを意識して染められるようになると、市販のカラー剤でも美容室で染めるレベルのカラーリングができると思います。

結局サロンカラーとセルフカラーの違いは、こういう細部の作業をしっかりしているか、一つ一つを丁寧に行えているかどうかだと思います。

セルフカラーする場合は、一度に上達する必要はないと思いますので、少しずつできることを増やしていくような感じで取り組んでみてはどうでしょうか。

GOOD LUCK!

 

 

スタジオ・ココでは明るい白髪染めもできますので、おしゃれ染め感覚でカラーリングを楽しむことができます。

  • 明るく染めたいのに白髪が染まらないとお悩みの人
  • 暗い白髪染めが好きでなない人
  • おしゃれ染めの様に白髪を染めたい人

一度当店のカラーを試してください。

きっとご満足いただけると思います。

明るい白髪染めのビフォーアフター(一例)

香草カラーのビフォーアフター(施術後04) 5 [ロング]香草カラーのビフォーアフター(施術後04) 4 [ロング]白髪染めトリートメントカラー 《ビフォーアフター 12》(施術後04)

明るい白髪染めができるメニュー

オーダメイドカラーのバナー画像香草カラーオーガニックカラーノンジアミンカラーイチゴカラー

 

 

関連記事です。

「白髪染め」と「おしゃれ染め」の違いとは?注意点、選び方、Q&Aなど

ヘアマニキュアとは?ジアミンアレルギーでも白髪染めOK!市販のおすすめ、セルフの使い方、コツなど

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