悩み

 

くせ毛の悩みって尽きないですよね。

美容師をしていると、ほとんど毎日くせ毛に関連するトークをしている気がします。

それだけみんなが悩んでいて困っているということなんでしょう。

 

今回はそんなくせ毛の悩みに対するヘアケア対策、スタイリング方法、おすすめアイテムなどをご紹介します。

 

※ここでご紹介している方法は「普通~弱いくせ毛」には改善が期待できますが、「強いくせ毛」には効果が弱いと思います。それは何もこのブログでお伝えしていることに関してだけではなく、他のブログで紹介されている方法も含め、「強いくせ毛」には対策が難しいのが現状です。

 

強いくせ毛の人にもっとも有効な方法といえば、

  • 縮毛矯正をする
  • ヘアアイロンでその日1日をキレイに仕上げる
  • くせを活かしたスタイリングを取り入れる

といったことが効果を一番感じられるのではないでしょうか。

 

だからといって、効果が弱い方法はやる意味がないかというとそうではなく、くせ毛を扱いやすくしたり、キレイに見せる効果がありますので、気に入った方法があれば取り入れていただけたらと思います。

 

目次



くせ毛の特徴

まずはどんな原因でくせ毛になるのか、またくせ毛の種類にはどんなタイプがあるのか、簡単にご説明します。

くせ毛になる原因

先天的な原因

先天的な原因は、「遺伝」によるものです。両親や祖父母から遺伝子情報を引き継ぐことでくせ毛になります。「髪質はほとんど遺伝によって決められている」と言っても過言ではないでしょう。

後天的な原因

後天的な原因として挙げられるのは、

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 毛穴の詰まり
  • 血行不良による発育不足

などが挙げられます。

先天的な原因は改善のしようがないですが、後天的な原因は適切に対応できると、くせ毛も改善されると言われています。

  • ストレスの改善をはかる
  • 加齢によるホルモンバランスの乱れを改善する
  • シャンプーの仕方を丁寧に行う(強くゴシゴシせずに、優しくソフトに行なう)
  • 育毛剤で頭皮のケアを行なう
  • 食事による栄養バランスを整える

などに気をつけると良いでしょう。

くせ毛の種類

タイプ01 「波状毛」

日本人に最も多いのが、このタイプのくせ毛と言われています。

  • ゆるいうねりやカールが見られるタイプ
  • しっかりとウェーブ状で出ているタイプ
  • 直毛に見えても毛髪内部にクセがあるタイプ

など、波状毛にも様々な種類があります。

雨の日や自分の湿気などを吸収し、ボリュームが出たり、広がったりする特徴があります。特に梅雨の時期などはスタイリングがまとまりにくくなりやすいタイプのくせ毛です。

タイプ02 「連球毛」

見た目はストレートなことも多いタイプのくせ毛で、髪の太さが均一でなく、数珠のように太くなったり細くなったりしています。髪の表面を滑らすように触るとザラつきを感じることもあります。ダメージして髪の負担が大きくなってくると、細い部分で切れ毛になりやすい。

タイプ03 「捻転毛」

髪が縄のようにねじれているくせ毛で、スタイリングがやりづらかったり、髪の引っかかりを感じることもあります。連球毛と同じ様に、見た目はストレートな場合も多い。

タイプ04 「縮毛」

「縮毛」と呼ばれる通り、細かい縮れ、ねじれといった特徴が見られます。毛髪の断面がそら豆のように湾曲しています。このタイプのくせ毛はアジア人よりも黒人に多く見られます。

くせ毛のお悩み別、対策方法!

ヘアアイロン、ストレートアイロン

Q. 広がるボリュームを抑えたい!ボリュームダウンの方法を教えて!

ブローする場合

ストレートブラシか大きめのロールブラシで、クセを伸ばすようにブローします。ハンドブローする場合は、手で引っ張りながら少しテンションを掛け気味にします。

最後に広がりやすい場所の根元を暖めておいて、その部分を上から手で押さえつけて、根元をペタッと抑えるようにしてボリュームを出さないようにしておきます。

ストレートアイロンを使う

ブラシでブローするよりも、ストレートアイロンの方が広がるくせを抑えて、ボリュームダウンできます。真っ直ぐなりすぎないように、少し内巻き気味に曲げながらストレートアイロンを動かすと、柔らかい仕上りになります。

広がるくせや髪が多い人は、一度に取る毛束の量を減らしてこまめにアイロンをすると、ダメージを減らしつつキレイに仕上げることができます。

ヘアオイルで抑える

ホホバオイル、スクワラン、アルガンオイル、椿油などの天然オイルを使用します。

髪質に合わせて量を加減しながら、毛先ではなく根元付近に塗布します。これらの天然オイルは頭皮についても大丈夫なので、頭皮に付くぐらいの根元付近から塗布することで、ボリュームダウンできます。

関連記事 >>> ホホバオイルスクワラン

育毛剤で抑える

育毛剤は本来はボリュームアップをさせるものですが、育毛剤に配合されている諸成分がスタイリングをキープさせる力を持っているので、ブローしてボリュームダウンさせた場合は、広がりを抑える効果があります。

また育毛剤は頭皮につけて使用するものなので、髪の根元から諸成分を塗布することができるのも、ボリュームダウンに役立ちます。

  • 縮毛矯正後のリタッチ部分が伸びてきた時や
  • ゆるいくせ毛の人へ

おすすめな方法です。

育毛剤は頭皮のケア、育毛、白髪予防と色々な効果を同時に得られるので、一石四鳥、お得です。

カールを付ける

カールアイロン(コテ)を使って毛先にカールをつけます。ボリュームダウンさせるというよりは、カールをつけてボリュームを感じないように仕上げる方法です。この場合、内巻きにするよりは流すようにカールをつけたり、外ハネにする方が良いでしょう。

ムースを使う

ムースを軽く全体につけてから、もしくは、くせ毛が気になる部分につけてから、ブローして仕上げます。ムースのセット力でスタイリングをキープし、ボリュームを抑えることができます。ハードよりもソフトなものが自然な感じに仕上るのでおすすめです。

ヘアスプレーを使う

ブロー後にヘアスプレーを使用し、元のくせ毛に戻りにくくしておきます。髪をガチっと固めてしまうと不自然なので、ハードスプレーではなくソフトスプレーがおすすめです。

くせ毛が気になる部分にスプレーを使用し、すぐにブローして形をセットする方法もあります。くせをより矯正したい場合は、こちらのやり方の方がいいでしょう。

「CHC セラ(洗い流さないトリートメント)」を使用する

「CHC セラ」は洗い流さないトリートメントですが、ムースのように使用できるトリートメントです。(下記を参照)

ドライヤー前に髪につけてからブローすると、潤いを逃さないようにしながら、スタイリングをキープする効果があります。(←トリートメントも一緒にできるので、おすすめ!)

Q. くせ毛を直す方法ありますか?直し方を教えて!

くせ毛が真っ直ぐ生えてくるように直す方法は、残念ながらありません。

その代りに、スタイリングが楽にできて、お手入れが簡単な方法があります。それは「縮毛矯正」をすることです。(ゆるいくせ毛だったらストレートパーマでも大丈夫な場合もあります。)

関連記事 >>> 弱酸性縮毛矯正とは?

「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」の違い

すごく簡単に説明すると、

  • 「縮毛矯正」はクセを伸ばす時にストレートアイロンを使用しますが、
  • 「ストレートパーマ」はアイロンを使用しません。

ストレートパーマも縮毛矯正もほとんど同じ薬剤なので、大きな違いはアイロンの有り無しになります。

  • ストレートアイロンを使ってしっかりくせを伸ばす方が、ストレートの持ちも、伸び具合も、お手入れの簡単さも良くなります。
  • しかし縮毛矯正の方が手間暇がかかる分、施術時間が長くなったり、料金も高くなります。

詳しくはこちらの方でも説明しています。

Q. 雨の日の湿気でくせ毛がひどいです。何か対策はありますか?

上記の「広がるボリュームを抑えたい!ボリュームダウンの方法を教えて!」の項を参考にしてください。どれか一つの対策を行うよりも、複数のやり方を行なう方が、効果が高くなります。

(例)「ムース」か「CHC セラ」をつけてから、ブローします。もしくは、ドライヤーで軽くハンドブローしてから、ストレートアイロンを行います。最後にヘアスプレーを使ってスタイリングをキープしておきます。

Q. くせ毛に合うスタイリングを教えてください!

くせ毛のうねりを活かして仕上げる、もしくはアイロンなどでカールをつけて仕上げる方が、くせ毛の特徴を活かせるので良いと思います。

  • 「ショートヘア」の場合だとワックスを使用して、カールを出したり、ハネさしたりするのが動きが出ておすすめです。
  • 「ミディアム~ロングヘア」の場合だと、ワックス、ムース、CHCセラなどを使用してカールを出すようにブロー(もしくはアイロン)して仕上げます。(顔周りは外巻きにカールをつける方が軽く見える)

Q. くせ毛で髪が乾燥しパサパサになります。何かいい方法ありますか?

ヘアオイル、洗い流さないトリートメント、ヘアクリームがおすすめです。

一度にたくさん使用するとベタつくので、夜と朝の2回に分けて使用すると良いでしょう。自分の髪質に合う使用量がありますので、最初は少なめから、少しずつ増やして適量を探してみてください。

Q. くせ毛ですが「ボブ」にしても大丈夫ですか?

これはくせの強さによります。

  • 「くせが弱い場合」だと、キレイに流れるようなスタイルに仕上がることも多くあります。
  • 逆に「くせが強い場合」だと、ボリュームが出て広がったり、頭が大きく見えるといったこともあります。

自分で判断できない場合は、担当美容師さんにアドバイスをもらうと良いでしょう。

Q. くせ毛に「パーマ」はどうですか?

これもくせ毛の強さによります。

  • くせが弱い場合でしたら、扱いやすく改善するためにパーマをすることもあります。
  • くせが強く広がる髪質へは、更にボリュームが増えてしまうので、あまりおすすめではありません。

Q. きついくせ毛を、ゆるい大きなパーマをかけることで、伸ばすことできますか?

残念ながらパーマでは、きついくせ毛をゆるい大きなカールにすることはできません。

パーマよりもくせ毛の方が勝ってしまうので、もし仮にパーマをしても痛むだけになります。逆にゆるいくせ毛にパーマをかけて、強めのカールを出すことはできます。

Q. くせ毛ですが、ツヤを出す方法はありますか?

「くせ毛で髪が乾燥しパサパサになります。何かいい方法ありますか?」の方法を参考にしてください。

ツヤ出しスプレーを使うという方法もあります。

その他の方法では、ヘアアイロン(ストレートでもカールでも)を使用すると、ツヤのある仕上りになります。髪のダメージがありますので、毎日するよりはお出かけの場合などにおすすめです。

Q. くせ毛のヘアケア方法を教えてください!

  • シャンプーで丁寧に汚れを落とします。(マッサージと血行促進の役割も兼ねる)
  • トリートメントで手触りの改善と保湿を行います。
  • ドライヤーで乾かす前に、育毛剤を使用して頭皮ケアを行います。
  • その後、洗い流さないトリートメントかヘアオイルを使用して、潤いを逃さないようにします。
  • ブローでキューティクルを整えるように仕上げます。(根元から毛先の方向に乾かす)
  • 朝・出かける前に水分が足りない、乾燥してパサついているようでしたら、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを少量追加します。



くせ毛対策におすすめな「ヘアケア アイテム」&「スタイリング剤」

アロマ、オイル

冒頭でお伝えした通り、強いくせ毛の人には「どのやり方も完璧ではない」ということを念頭に置いて読んでください。強いくせを少し抑えたりすることはできますが、完璧に直すことはできません。

ゆるいくせ毛、弱いくせ毛の人の場合は、これらのものを使用することで大幅に改善されることもあります。

シャンプー

くせ毛用のシャンプーはどれも高いものが多く、その割に効果をあまり実感できないものばかりなので、ここではおすすめしていません。(良い品が見つかったら随時ご紹介します)

お店ではくせ毛に関係なく、シャンプーはシンプルに「汚れが落ちて優しく洗える」タイプのものをおすすめしています。(アミノ酸系シャンプーなど。)(お店のシャンプーは下記の関連記事で紹介しています。

シャンプーはもともと「洗う」「汚れを落とす」ためのものです。それ以外の機能をシャンプーに加えると、もともとの役割、洗う部分がおろそかになっていきます。

手触りを改善したい場合はトリートメントを使用し、広がるくせを抑えたい場合などは、洗い流さないトリートメント、ヘアオイルなどを使用することで対応しましょう。

トリートメント

CHV Crema(クレマ)、5スター オールインワン クレンジング トリートメント

Mesena CHV Crema(クレマ)
(旧 5スター オールインワン クレンジング トリートメント)

  • 頭皮につけても大丈夫
  • 頭皮ケア、毛穴のクレンジングができる。
  • 洗い流さないトリートメントとしても使用できる。

くせ毛用というよりも、トリートメントとして優れているものです。頭皮ケアも一緒に行えます。

シャンプー後に頭皮からトリートメントを行なうことで、頭皮ケアと広がりやすい根元への保湿も行なうことができます。また通常のトリートメントと違って頭皮につけても大丈夫なので、洗い流す時に頭皮につかないように気を配る必要がありません。

乾いた髪へ、ヘアクリームの様に使用することもできます。

洗い流さないトリートメント

セラミドや天然オイルベースの洗い流さないトリートメントです。手触りを改善させるトリートメントではなく、保湿やキューティクルのケアに優れたトリートメントです。

ドライヤーの前の濡れた髪へ使用しブローすることで、しっとりまとまる髪へ整えてくれます。また仕上がったスタイリングを維持させる効果もあります。

ムースの代わりとしても使用することができますので、カールやくせを出したい場合にもおすすめです。

ヘアオイル

  • 「ヘアケア」に使える
  • 「頭皮ケア」「頭皮のクレンジング」ができる
  • 「スキンケア」に使える
  • 「全身のケア」に使える

このオーガニック・ホホバオイルは様々な用途に使用できるので、すごくおすすめです。天然オイルの中では軽い使用感になります。

ドライヤー前の濡れた髪へ使用し、ブローして仕上げることで適度な水分を髪へ残すことができます。お出かけ前に髪が乾燥しているようでしたら、少し追加して使用すると良いでしょう。

オーガニック・ホホバオイルの色々な使用方法は、下記のページをご覧ください。

ツヤ出しスプレー

ツヤが物足りない時に。ツヤだけでなく、サラッとした手触りも得ることができます。

育毛剤

お試しするには、まずはこのサイズがお買い求めやすくておすすめです。

気に入って、使い続けたいと思った場合は、こちらの大容量タイプがおすすめです。

「くせ毛対策なのに、どうして育毛剤?」って思いますよね。

この育毛剤はボリュームアップもできますが、逆のボリュームダウンにも使用することができます。頭皮につけて使用するので、根元からのボリュームダウンが図れるという理由です。

ザクローペリについてはこちらで詳しく説明しています。

ワックス

伸びが非常に良いワックスです。セット力も高く、くせを活かしたスタイリングをする場合には重宝します。

ヘアドライヤー

くせ毛のお客様から好評を得ているドライヤーです。見た目は大きいですが、思ったよりも軽く、また風量もあるので、乾きやすくて良いです。

くるくるドライヤー

カールをつけたり、伸ばしたりといろいろ便利なくるくるドライヤーです。特にロールブラシタイプのブラシとはさむタイプのブラシが便利で、これが欲しいからこのくるくるドライヤーを選んだといっても過言ではないです。お店でも大活躍してますよ。

ストレートアイロン

このストレートアイロンのプレート部分は滑りが良い加工になっていて、ストレートに伸ばす際の物理的なダメージを減らすことができます。

またアイロンを回しながら操作すると、カールもつけられるのでとても便利です。

ブラシ

濡れた髪をとかす場合におすすめです。くせ毛やダメージヘアはもつれてブラッシングが大変ですが、このブラシは引っかかりにくく、ブラッシングの際のストレスを減らしてくれます。

ムース

ムースの様に使用できる「CHC セラ」がおすすめです。上記の「洗い流さないトリートメント」を参照ください。

「泡」で使用したい場合は、こちらのムースがおすすめです。

使用感がマイルドで、あまり固まらず、自然な感じに仕上げてくれます。

ヘアスプレー

お店で使用しているスプレーです。無香料で匂いもなく、ソフトで自然な感じに仕上げてくれるところが気に入ってます。

 

まとめ

雨の日、梅雨、湿気が多い日など、くせ毛の人は特にうっとおしく感じやすいと思います。そんな「くせ毛の悩み」に対するヘアケア方法や、あると便利なアイテムなどをまとめてみました。

くせ毛を簡単に改善できて日頃のスタイリングが楽になるのは、「縮毛矯正」が一番です。

しかし、そこまでしなくても、お手入れやセットの仕方を少し工夫すれば、キレイに仕上がるお客様も多く見られます。

ひと手間は最初は面倒に感じますが、回数を重ねるうちに段々と早くできるようになってきます。

歯磨きをする、お化粧をするみたいに毎日のルーティンになってしまえば、そこまで努力を必要としなくなります。

そういった意味でも、自分に合った方法を見つけることは、とても有意義なことだと思います。

ここに書いてあることが一つでも、お役に立てれば幸いです。

 

 

関連記事です。

ヘアケア アイテムとして「ホホバオイル」をご紹介しましたが、「スクワランオイル」でも同じような使い方をすることができます。

くせ毛用ではないので上記では紹介しませんでしたが、お店で販売しているオーガニック・シャンプーです。赤ちゃんにも使用でき、全身洗えるシャンプーです。

くせ毛の人のビフォーアフターはこちらからチェックできます。

 

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