「ヘアカラーかぶれ」に関するアンケートをとりましたので、ここでご紹介します。
今回アンケートに回答くださった方は、ヘアカラーでかぶれてしまったために皮膚科に行ったのですが、先生には「二度とヘアカラーをしないように」と言われてしまいました。
しかし、おしゃれを楽しみたいのでヘアカラーは諦めたくありませんでした。
そこで、回答者さんはヘアカラーをするために「ある方法」を取ったのですが、果たしてその方法とは・・・
今回は回答者さんがヘアカラーを続けていくためにとった対策についてと、カラーアレルギーの人でも染められる「おしゃれ染め」と「白髪染め」をご紹介したいと思います。
また、合わせて意外な事実についてもご紹介します。
ヘアカラーにかぶれていると思っている人の約6~7割は、実はアレルギーではなく、今まで通りにヘアカラーができるということです。
これからもずっと使い続ける白髪染め。でも、薄毛が心配になりませんか?
- カラー中に頭皮がヒリヒリする、痛い、しみる!
- カラー後は頭がかゆい、肌が赤い、かぶれる・・・
- 刺激あるのに染め続けると薄毛になるのでは・・・
カラートラブルの大半は「脱色剤」と「ジアミン染料」が原因です。
- 「脱色剤」はしみたり、痛みなどの刺激を肌に与えます。
- 「ジアミン染料」はカブレたり、アレルギー反応を引き起こします。
カラー中の刺激を放置していると、頭皮のカユミが治まらず、カサブタができたり、ジュクジュクして抜け毛が増えたりします。
特にアレルギーの場合は次第に症状が大きくなるので、早めの対処が重要です。
白髪染めで薄毛になる原因は、刺激を放置しているから
ドラッグストアとかでも売られ、今では馴染みがあるカラー剤ですが、やはり、使用方法を誤ると危険な「薬品」です。
一番最初にカラー剤を使った時は、いろいろ心配しませんでしたか?
カラー剤は長年使い続けるものなので「刺激の少ない安心できるもの」を、そして同じ染めるなら「補修効果が高くて髪質改善できるもの」を選ぶと、いつでも美しくいられます。
カラーリングしてて刺激を感じる場合は、頭皮が深刻なダメージを受けてしまう前に、刺激を感じないものに変更しましょう。
そうすることで頭皮も健康で、髪のボリュームを守り、いつもでもツヤツヤで美しい髪でいられます。
お肌に安心、髪質改善もできるカラートリートメント
- 安心できる低刺激性 ※1
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- 美容院でも使用する補修剤を配合
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<こういった方におすすめ>
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※1【無添加】脱色剤,ジアミン染料,パラベン,鉱物油,タール系色素,紫外線吸収剤,合成香料,石油系界面活性剤,サルフェート【抗炎症成分】グリチルリチン酸2K,ソメイヨシノ葉エキス ※2 以下の幹細胞:リンゴ,コンフリー,ブドウ,アルガン ※3 髪表面を着色する白髪用ヘアマニキュア
カラー剤の刺激から肌を守ることは重要です
特にアレルギー性の症状は、次第に悪化していく場合があります。カラーによる抜け毛や薄毛リスクを解消するためには、刺激を感じないものを選びましょう。
これはヘアカラーかぶれなの? カラーリングで頭皮がただれ、かゆみとフケ症状に悩まされた20代女性の体験談
あなたの「お名前・年齢・性別」を教えてください。
29歳女性、「さえこ」といいます。
ヘアカラーで頭皮がヒリヒリ、その後ただれて猛烈なかゆみとフケに・・・
その時は体調があまり思わしくなかったのですが、美容院の予約をキャンセルするのが申し訳なくて、ちょっと無理してカラーリングしてもらいました。
抵抗力が弱っていたのか施術後皮膚が猛烈に熱くヒリヒリし、確認したらただれていて、体液が出てぐしゃぐしゃになっていました。
少し時間が経つと、その後猛烈なかゆみに変わり、大量のフケが発生しました。
ヘアカラーにかぶれた時は、日常生活でどんなことに困りましたか?
とにかくフケが大量に出てしまうこと。
頭を揺らすだけでパラーッと肩に白いフケが大量に落ちてしまって、背後からの視線が苦痛でした。
今回の頭皮トラブルや諸症状に対してどのような対策を取りましたか?
皮膚科に行って副腎皮質ホルモン(ステロイド)の軟膏を処方してもらいました。
その時に先生から「時間が経たないと治らない」ということと、「二度とヘアカラーするな」と告げられました。
でも、おしゃれのためにヘアカラーは続けたかったので、美容師さんに「かぶれたことがある」と伝え、カラー剤が直接皮膚につかないように配慮してもらっています。
他の方法ではなく、今回の対策を選んだのはどうしてですか?
あまりに症状がひどかったのと、フケが恥ずかしく一刻も早くどうにかしたかったからです。
今回の方法で改善できましたか?
自分がカラー剤のアレルギーがあることがわかったこと。
今までの経緯を美容師さんに伝えて施術してもらうことで、今回ほどひどいかぶれはなくなりました。
でもやはり多少はかぶれちゃいますが、そこは薬を使用して我慢で乗り切っています。
次またかぶれたり肌荒れやフケ症状に悩まされないように、どう対策してますか?
カラーリングの頻度を少なくし、また全体を染めるのではなく毛先だけとかにして、直接頭皮に薬品が付かないように工夫しています。
ヘアカラーかぶれや肌荒れ体験談の要点をまとめると?
- 体調不良の際にしたカラーリングで、突然重度のアレルギーを発症。
- 皮膚のただれにより猛烈なかゆみと大量のフケが発生。
- 皮膚科で治療し、時間はかかったが徐々に改善。
- 皮膚科の先生に「今後はヘアカラー禁止」と言われたが、頭皮に付けないなどの工夫でカラーリングできた。
- その際は美容師さんに相談、配慮をお願いしながらカラーリングを続けている。
ヘアカラーかぶれで困ってる人に一番伝えたいことは何ですか?
そこまでひどいかぶれでないのであれば美容師さんに相談し、頭皮にカラー剤を付けないなどの配慮してもらうことで、多少は症状を抑えられると思います。
今回はヘアカラーかぶれ(アレルギー)ではないかも? 美容師的見解と対処方法
この文面から推測すると、これはヘアカラーのアレルギー反応ではなく、脱色剤の刺激に対する反応ということかもしれません。
ヘアカラーのかぶれ(アレルギー反応)では多くの場合、
- かゆみ
- 赤み
- 湿疹
- 蕁麻疹
- 患部やその周辺が腫れる
- 呼吸困難
- アナフィラキシーショック
といった症状になることが多いと思います。
こういったアレルギー反応の症状の中には、今回の体験談のような、
- 頭皮の刺激(ヒリヒリする、しみる)
- ただれる
- カサブタの元になる体液が出る
- 頭皮が荒れて治る過程で大量のフケが出る
ことが含まれる場合もあります。
しかし、「かゆみ」や「腫れ」「湿疹」「かゆみが続く」といった症状が伴わない場合は、脱色剤の刺激である場合が多くあります。
(自己判断は危険なので、やはり皮膚科などの先生の意見聞くことをおすすめします。)
今回の回答者さんは、皮膚科の先生にヘアカラーを中止するように伝えられましたが、おしゃれも諦めきれなかったので、またヘアカラーをされています。
この行為自体は非常に危険なのでとてもおすすめできないですが、自分でリスクを覚悟してヘアカラーをした結果、頭皮になるべく付けないようにカラーリングするということで問題が解決しています。
ここからも推測できますが、やはりこれはアレルギー反応ではなく、起こった症状は脱色剤が強すぎたことによる反応だったということです。
その理由としては、
頭皮に付けないように塗布しても絶対頭皮につかないわけではなく、実際は若干はカラー剤がついてしまう部分があります。
(この塗布方法はアレルギーを起こしてしまった人のためのやり方ではなく、敏感肌や頭皮への刺激が強い人、体への配慮をしたい人のためのカラーリング方法です。)
カラーアレルギーだった場合はこの時点で反応が出て、再びアレルギー症状に悩まされていたと推測できます。
- アレルギー反応⇒ 一生ヘアカラーできない
- 脱色剤の反応⇒ 工夫次第でヘアカラーを続けられる
ここが大きなポイントです。
今回皮膚科の先生は、たぶん患者さんの周辺症状や供述から判断しアドバイスをしたと推測できますが、正確な判断をするためには48時間のパッチテストが必要です。
何が原因でそれらの症状が出ているのか、きちんと見分けたい場合は、ひとつずつ原因となる要素を調べていくことが大切です。
アレルギーを疑う場合は、面倒でもパッチテストをおすすめします。
で、話しを戻しますが、
ご本人が「ヘアカラーでかぶれた」と思っているケースの半分以上、美容師20年以上してきた経験則からの判断ですが、約6~7割の人は「脱色剤の刺激による反応」です。(=アレルギー反応ではない。)
(本人がかぶれ=アレルギーだと勘違いしているケースが6~7割ぐらいある。)
もし勘違いだった場合は、ヘアカラーを諦める必要はありません。
- 頭皮に付けない
- 脱色剤を使用しない(カラートリートメント、ヘアマニキュア、ヘナ、香草カラーMD)
- 刺激の弱いヘアカラーに変更する
などの工夫をすることでカラーリングを続けることができます。
ここはこういったお悩みを抱えている人にとって、とてもありがたい朗報になりますね。
しかし「アレルギー反応」「脱色剤の刺激による反応」、どちらから起こっている症状なのかを、当事者の話しからだけで推測するのは、非常に困難で危険です。
(そもそも当事者がその時の状況と症状を正確に、また客観的に判断していない場合が多い。)
今回の回答者さんのケースでも言えることですが、パッチテストをせずに美容師や先生にアドバイスを求められても、憶測でしか伝えることができません。
当然それは不確かで、アドバイスに自信も持てない状況なので、責任も持てません。
まずは面倒でも、一度ご自身でパッチテストをすることが大切です。
その結果を踏まえて「今後ヘアカラーをどうするか?」と考えていくことが、正しいステップになります。
正しい判断をするために、重要なステップ(=パッチテスト)を取ることを改めてお伝えしておきます。
その上で・・・
もしカラーアレルギーじゃない場合は、先程挙げた、
- 頭皮に付けない
- 脱色剤を使用しない(カラートリートメント、ヘアマニキュア、ヘナ、香草カラーMDなど)
- 刺激の弱いヘアカラーに変更する
といった工夫をしてヘアカラーを続けると良いと思います。
残念ながらアレルギーだった場合は、今後ジアミン配合のヘアカラーをしないことが、体を守るために大切です。
ジアミンアレルギーの場合に使用できるヘアカラー(美容院でのおしゃれ染めの場合)
といったメニューで対応できます。
ジアミンアレルギーの場合に使用できる白髪染め(市販カラー&美容院カラー)
- カラートリートメント
- ヘナ
- ヘアマニキュア
- 香草カラー色葉(美容院カラー)
などで対応することができます。
しかし、これらのメニューは脱色剤を使用しないので、明るく染めることができません。
明るい白髪染めをしたい場合には
いったん上の「トリートメントカラー」「クリアカラー」といったおしゃれ染めメニューで染めておいて、
その後に「ヘアマニキュア」「ヘナ」「香草カラー色葉」といった白髪染めメニューで染めることで、明るい白髪染めにも対応することができます。
二度染めになりますので時間とお金と手間がかかって大変ですが、ジアミン配合のヘアカラーが使えない以上、現在はこれが最善の方法になります。
ここまでをまとめますと、
もしヘアカラーのかぶれといった症状にお悩みの際は、まずはパッチテストを行ってから、皮膚科の先生や美容師と相談して対応を考えるようにすると良い判断が下せると思います。
◆カラーアレルギーだった場合は上記のヘアカラーを参考にしてみてください。
(市販カラーでおしゃれ染めするのは難しいので、その際は美容院でカラーリングするようにしましょう。
◆カラーアレルギーでない場合は、市販カラーも美容院カラーも大丈夫です。
頭皮に付けないようにカラーリングする対策を行えば大丈夫だと思います。
この記事がヘアカラーかぶれ・頭皮のただれ・かゆみ・フケといった症状でお悩みの人に役立てたのなら幸いです。
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■カラートリートメント ・・・ 安全性の高い化粧品染料を使用するトリートメントタイプの白髪染め。ジアミンアレルギーでも染められる。脱色剤を使用しないので髪を傷めず、肌にも優しい。
-
- 美容院との併用がしやすい。
- 頭皮への刺激やカユミの心配もなし。
他と比べてもよく染まるのがデイラルカラー。白髪染めしつつヘアケア&スカルプケアが行え、髪と頭皮をいたわりながら染められる。
■ヘアマニキュア ・・・ 爪のマニキュアのように髪をコーティングしながら染める白髪染め。短時間で染まり、ツヤのある仕上がりが特徴。
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■ヘナ ・・・ 植物由来の天然色素を利用し、100%天然成分だけで白髪染めできる。髪へのトリートメント効果があり、細毛にはハリコシ・ボリュームアップも。《他のヘナもチェック》
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