疑問

「ヘアカラーのかぶれ」に関するアンケートをとりましたので、ここでご紹介します。

 

今回アンケートに回答くださった方は、ヘアカラーでかぶれてしまったために皮膚科に行ったのですが、先生には「二度とヘアカラーをしないように」と言われてしまいました。

しかし、おしゃれを楽しみたいのでヘアカラーは諦めたくありませんでした。

そこで、回答者さんはヘアカラーをするために「ある方法」を取ったのですが、果たしてその方法とは・・・

 

今回は回答者さんがヘアカラーを続けていくためにとった対策についてと、カラーアレルギーの人でも染められる「おしゃれ染め」と「白髪染め」をご紹介したいと思います。

 

また、合わせて意外な事実についてもご紹介します。

ヘアカラーにかぶれていると思っている人の6~7割は、実はアレルギーではなく、今まで通りにヘアカラーができるということです。

髪型で迷ったらこの記事をチェック

男性女性 それぞれのヘアカタログ

29歳女性「さえこ」さんのヘアカラーかぶれ体験談

あなたの「お名前・年齢・性別」を教えてください。

29歳女性、「さえこ」といいます。

ヘアカラーでかぶれたその経緯について教えてください

その時は体調があまり思わしくなかったのですが、美容院の予約をキャンセルするのが申し訳なくて、ちょっと無理してカラーをしてもらいました。

抵抗力が弱っていたのか施術後皮膚が猛烈に熱くヒリヒリし、確認したらただれていて、体液が出てぐしゃぐしゃになっていました。

少し時間が経つと、その後猛烈な痒みに変わり、大量のフケが発生しました。

ヘアカラーにかぶれてしまったときは、日常生活でどんなことに困りましたか?

とにかくフケが大量に出てしまうこと。

頭を揺らすだけでパラーッと肩に白いフケが大量に落ちてしまって、背後からの視線が苦痛でした。

今回のトラブルに対してどのような対策を取りましたか?

皮膚科に行って副腎皮質ホルモン(ステロイド)の軟膏を処方してもらいました。

その時に先生から「時間が経たないと治らない」ということと、「二度とカラーをするな」と告げられました。

でも、おしゃれのためにヘアカラーは続けたかったので、美容師さんに「かぶれたことがある」と伝え、カラー剤が直接皮膚につかないように配慮してもらっています。

他の方法じゃなく、今回の対策を選んだのはどうしてですか?

あまりに症状がひどかったのと、フケが恥ずかしく一刻も早くどうにかしたかったからです。

今回の対処法で改善・解決はできましたか?

自分がカラー剤のアレルギーがあることがわかったこと。

今までの経緯を美容師さんに伝えて施術してもらうことで、今回ほどひどいかぶれはなくなりました。

でもやはり、多少はかぶれちゃいますが、そこは薬を使用して我慢で乗り切っています。

次はそうならないように、どういう風に対処していますか?

カラーの頻度を少なくし、また全体を染めるのではなく毛先だけとかにして、直接頭皮に薬品が付かないように工夫しています。

体験談の要点をまとめると?

  • 体調不良の際にしたヘアカラーにより、突然重度のアレルギーを発症。
  • 皮膚のただれにより大量のフケが発生。
  • 皮膚科で治療し、時間はかかったが徐々に改善。
  • アレルギーでもカラーリングはできた。
  • その際は美容師さんに相談、配慮をお願いする。

ヘアカラーのかぶれで困ってる人に一番伝えたいことは何ですか?

そこまでひどいかぶれでないのであれば美容師さんに相談し、配慮してもらうことで多少は症状を抑えられると思います。

「ヘアカラーかぶれ」に対する美容師的アドバイスと対策・解決策

皮膚が猛烈に熱くヒリヒリし、確認したらただれていて、体液が出てぐしゃぐしゃになっていました。

少し時間が経つと、その後猛烈な痒みに変わり、大量のフケが発生しました。

この文面から推測すると、これはヘアカラーのアレルギー反応ではなく、脱色剤の刺激に対する反応ということかもしれません

ヘアカラーのかぶれ(アレルギー反応)では多くの場合、

  • かゆみ
  • 赤み
  • 湿疹
  • 蕁麻疹
  • 患部やその周辺が腫れる
  • 呼吸困難
  • アナフィラキシーショック

といった症状になることが多いと思います。

 

こういったアレルギー反応の症状の中には、今回の体験談のような、

  • 頭皮の刺激(ヒリヒリする、しみる)
  • ただれる
  • カサブタの元になる体液が出る
  • 頭皮が荒れて治る過程で大量のフケが出る

ことが含まれる場合もあります。

しかし、「かゆみ」や「腫れ」「湿疹」「かゆみが続く」といった症状が伴わない場合は、脱色剤の刺激である場合が多くあります。

自己判断は危険なので、やはり皮膚科などの先生の意見聞くことをおすすめします。)

 

今回の回答者さんは、皮膚科医の先生にヘアカラーを中止するように伝えられましたが、おしゃれも諦めきれなかったので、またヘアカラーをされています。

この行為自体は非常に危険なのでとてもおすすめできないですが、自分でリスクを覚悟してヘアカラーをした結果、頭皮になるべく付けないようにカラーリングするということで問題が解決しています。

ここからも推測できますが、やはりこれはアレルギー反応ではなく、起こった症状は脱色剤が強すぎたことによる反応だったということです。

その理由としては、

頭皮に付けないように塗布しても絶対頭皮につかないわけではなく、実際は若干はカラー剤がついてしまう部分があります。

(この塗布方法はアレルギーを起こしてしまった人のためのやり方ではなく、敏感肌や頭皮への刺激が強い人、体への配慮をしたい人のためのカラーリング方法です。)

アレルギーだった場合はこの時点で、アレルギー反応が出て、再びアレルギー症状に悩まされていたと推測できます。

  • アレルギー反応一生ヘアカラーできない
  • 脱色剤の反応工夫次第でヘアカラーを続けられる

ここが大きなポイントです。

 

今回皮膚科の先生は、たぶん患者さんの周辺症状や供述から判断しアドバイスをしたと推測できますが、正確な判断をするためには48時間のパッチテストが必要です。

何が原因でそれらの症状が出ているのか、きちんと見分けたい場合は、ひとつずつ原因となる要素を調べていくことが大切です。

アレルギーを疑う場合は、面倒でもパッチテストをおすすめします。

 

で、話しを戻しますが、

ご本人が「ヘアカラーでかぶれた」と思っているケースの半分以上、美容師20年以上してきた経験則からの判断ですが、約6~7割の人は「脱色剤の刺激による反応」です。(=アレルギー反応ではない。)

(本人がかぶれ=アレルギーだと勘違いしているケースが6~7割ぐらいある。)

この場合はヘアカラーをやめる必要はありません。

などの工夫をすることでカラーリングを続けることができます。

ここはこういったお悩みを抱えている人にとって、とてもありがたい朗報になりますね。

 

しかしながら、

  • アレルギー反応
  • 脱色剤の刺激による反応

どちらから起こっている症状なのかを、当事者の話しからだけで推測するのは、非常に困難で危険です。

(そもそも当事者がその時の状況と症状を正確に、また客観的に判断していない場合が多い。)

 

今回の回答者さんのケースでも言えることですが、パッチテストをせずに美容師や先生にアドバイスを求められても、憶測でしか伝えることができません。

当然それは不確かで、アドバイスに自信も持てない状況なので、責任も持てません。

まずは面倒でも、一度ご自身でパッチテストをすることが大切です。

その結果を踏まえて、「今後ヘアカラーをどうするか?」と考えていくことが、正しいステップになります。

正しい判断をするために、重要なステップ(=パッチテスト)を取ることを改めてお伝えしておきます。

 

その上で・・・

 

もしアレルギーじゃない場合は、先程挙げた、

  • 頭皮に付けない
  • 脱色剤を使用しない(ヘアマニキュア、ヘナ、香草カラーMDなど)
  • 刺激の弱いヘアカラーに変更する

といった工夫をしてヘアカラーを続けると良いと思います。

 

残念ながらアレルギーだった場合は、今後ジアミン配合のヘアカラーをしないことが、体を守るために大切です。

 

アレルギーの場合に使用できるヘアカラー(おしゃれ染めの場合)

といったメニューで対応できます。

アレルギーの場合に使用できる白髪染め

  • ヘアマニキュア
  • ヘナ
  • 香草カラー色葉
  • カラートリートメント(セルフカラー)

などで対応することができます。

しかし、これらのメニューは脱色剤を使用しないので、明るく染めることができません。

明るい白髪染めをしたい場合には

いったん上の「トリートメントカラー」「クリアカラー」といったおしゃれ染めメニューで染めておいて、

その後に、「ヘアマニキュア」「ヘナ」「香草カラー色葉」といった白髪染めメニューで染めることで、明るい白髪染めにも対応することができます。

二度染めになりますので、時間とお金と手間がかかって大変ですが、ジアミン配合のヘアカラーが使えない以上、現在はこれが最善の方法になります。

 

ここまでをまとめますと、

もしヘアカラーのかぶれといった症状にお悩みの際は、まずはパッチテストを行ってから、皮膚科の先生や美容師と相談して対応を考えるようにすると良い判断が下せると思います。

 

この記事がヘアカラーのかぶれといった症状でお悩みの人に、お役に立てたのなら幸いです。

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。