似たようなヘアカラーばかりで、よく分かりません。どれを選んだらいいの?
確かにその通りですね。
それぞれの特徴とメリット・デメリットをご説明してから、「どういうふうにカラーを選べはいいのか」ご提案してみます。
迷っている人はご参考ください。
髪のことで悩んだら…
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「ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染め」各ヘアカラーの違いやメリット・デメリットを比較
「ヘナ」「ヘナ&ハーブカラー」は天然100%の白髪染め
※ここではインディゴを使用するヘナのことを「ヘナ&ハーブカラー」と呼んでいます。
今回は「ヘナ」「ヘナ&ハーブカラー」いずれも、化学的なものを一切使用しない天然100%タイプの説明になります
(ヘナには化学染料を配合してあるタイプもあります。)
◆ヘナカラーのメリット
- 化学的なものを一切使用しない「天然100%」の植物染め。
- カラーリングで髪が痛まない。
- 天然100%の白髪染め。
- ジアミンアレルギーでも染められる。
- 頭皮がしみるといった刺激がない。
- 頭皮のエステ効果がある。
- 髪へのトリートメント効果がある。
- 髪にハリ・コシを与え、ボリュームアップを助ける。
◆ヘナカラーのデメリット
- しっかり染めようと思うと時間がかかる。(推奨2時間)
- 放置時間が早いと白髪の染まりが悪い。
- 放置時間が早いと色落ちが早い。
- 髪を明るく染めることができない。(明るいおしゃれ染めができない)
- 色の選択がほとんどない。(オレンジ、ブラウンぐらい)
- ヘナやハーブ独特の「草っぽい、抹茶っぽい」匂いがある。
- 即日に発色しない。(空気酸化を24~48時間する必要がある)
- 他のカラー剤と比べて塗布しにくい。乾燥しやすい。
- 収穫時期によっても若干染まりが違う。
- ヘナをくり返し行っていると、パーマがかからない。
◆ヘナカラーの特徴
ヘナもインディゴもハーブの一種です。
余分なものを取り除いた葉っぱの部分(葉肉)を細かく砕き、お湯で溶いてヘナペーストを作り、ヘアカラー剤とします。
他のヘアカラー剤と違い、天然のものだけで白髪染めが行えることが大きな特徴です。しかし天然故の弱点、「染まるのに時間がかかる」「明るく染められない」「色が選べない」ということもあります。
このあたりは「どういったカラーリングがしたいのか」によってできる/できないが決まります。
明るく染めたい場合はNGですね。
ヘナやヘナ&ハーブカラーを選択される人は「化学的なものを一切使用したくない(その他のデメリットは我慢できる)」という人が多いと思います。
「香草カラー」は漢方とハーブを使用する植物性ヘアカラー
香草カラーは現在3種類あります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
「香草カラーMD」は髪が傷まない白髪染め
◆香草カラーMDのメリット
- 国産漢方、ハーブ、天然由来成分が主成分(約90%近く)
- カラーリングで髪が痛まない。
- しっかり白髪を染められる。
- 染まる時間は従来のカラー剤と同じ。(20~30分)
- 色持ちも長持ち。
- 頭皮がしみるといった刺激がない。
- 髪にハリ・コシを与え、ボリュームアップを助ける。
- 防腐剤不使用。
- シリコン不使用。
- カラーリングの際の匂いがない。(無香料)
- 頭皮の皮脂汚れを取り除く。(毛穴の汚れが取れる)
- 多彩な色を表現できる。
- カラーリングをくり返してもパーマができる。
◆香草カラーMDのデメリット
- 完全に天然ではない。(ジアミン染料を使用)
- ジアミンアレルギーの人は使用できない。
- 髪を明るく染めることができない。(明るいおしゃれ染めができない)
◆香草カラーMDの特徴
香草カラーMD(リニューアル前は香草マイルドカラーと呼んでました。この方が分かりやすかったのに…)は、「天然由来(約90%近く)」で「髪を痛めず」「白髪染め」ができることに特化したヘアカラー剤です。
ヘナやヘナ&ハーブカラーも良いヘアカラーですが、天然100%だと「染まりが悪い」「長い放置時間が必要」といったデメリットがありますが、その部分をカバーしてくれるのがこの香草カラーMDです。
似たようなもので「ジアミン染料入りのヘナ」もありますが、個人的にはこの香草カラーMDの方が、ヘナの良さをキープしつつ「匂いがない」「パーマができる」といったこともカバーできるので好きです。
「香草カラーLU」はおしゃれ染め&白髪染め両方できるヘアカラー
◆香草カラーLUのメリット
- 国産漢方、ハーブ、天然由来成分が主成分。
- 明るいカラーリングができる。(おしゃれ染め)
- 明るい白髪染めができる。
- しっかり白髪を染められる。
- 染まる時間は従来のカラー剤と同じ。(20~30分)
- 色持ちも長持ち。
- 頭皮がしみるといった刺激が、従来のアルカリカラー剤よりも少ない。
- 防腐剤不使用。
- シリコン不使用。
- カラーリングの際の匂いがない。(無香料)
- 多彩な色を表現できる。
- カラーリングをくり返してもパーマができる。
◆香草カラーLUのデメリット
- 完全に天然ではない。(ジアミン染料や脱色剤を使用)
- ジアミンアレルギーの人は使用できない。
- 脱色をするので、髪のダメージはあります。
◆香草カラーLUの特徴
香草カラーLU(リニューアル前は香草リメイクカラーと呼んでました。前の方が分かりやすかったのに…)は、香草カラーMDの弱点をさらに改善し、使い勝手の良いヘアカラーに仕上げてあります。
従来のアルカリカラー剤(おしゃれ染め/白髪染め)と同じことができます。ただし従来のヘアカラーよりも「漢方、ハーブ、天然由来」にこだわり作られています。
直接カラーリングには不必要な「シリコン」「香料」といったものを取り除いてあるところにも、こだわりを感じます。
またカラー剤が水分を含んだクリーム状だと、防腐を考えないといけないので、防腐剤を取り除くために、腐らない粉状にしてあります。
「香草カラー色葉」ジアミンアレルギーの方でも白髪染めできるヘナベースのノンジアミンカラー
◆香草カラー色葉のメリット
- ヘナが主成分の植物染め。(化粧品染料を使用)
- 天然100%のヘナ&ハーブカラーよりも、色の選択肢が増える。
- 天然100%のヘナ&ハーブカラーよりも、早く染まる。(推奨30分~45分)
- ジアミンアレルギーでも染められる。
- カラーリングで髪が痛まない。
- 頭皮がしみるといった刺激がない。
- 頭皮のエステ効果がある。
- 髪へのトリートメント効果がある。
- 髪にハリ・コシを与え、ボリュームアップを助ける。
◆香草カラー色葉のデメリット
- 従来の白髪染めよりも、時間がかかる。
- 従来の白髪染めよりも、白髪の染まりが悪い。
- 髪を明るく染めることができない。(明るいおしゃれ染めができない)
- ヘナやハーブ独特の「草っぽい、抹茶っぽい」匂いがある。
- 他のカラー剤と比べて塗布しにくい。乾燥しやすい。
- くり返し行っていると、パーマがかからない。
◆香草カラー色葉の特徴
香草カラー色葉は、ヘナやヘナ&ハーブカラーと同じヘナベースのカラー剤です。天然100%のヘナやヘナ&ハーブカラーでは「染まりが悪い」「長い放置時間が必要」などのデメリットがありますが、その部分をカバーするために開発されました。
香草カラーMDと香草カラー色葉の違いですが、香草カラーMDは「漢方、ハーブ、天然由来成分」ベースのカラー剤で、香草カラー色葉はヘナベースのカラー剤です。
香草カラーMDは「ジアミン染料」を使用し、早くしっかりと白髪を染めることができます。
香草カラー色葉は「化粧品染料」を使用し、ジアミンアレルギーがある人でも染めることができますが、白髪の染まりや色持ちは香草カラーMDほどではありません。
香草カラー色葉はちょうど、天然100%ヘナ&ハーブカラーと香草カラーMDの中間あたりに位置するヘアカラーです。
「草木染め」植物を染料として使用するボタニカルカラー(おしゃれ染め用)
◆草木染めのメリット
- 化学的なものを使用しない「天然由来成分」の植物染め。(ヘナでない)
- 着色には素材からの天然色素を利用。
- カラーリングで髪が痛まない。
- ジアミンアレルギーでも染められる。
- 頭皮がしみるといった刺激がない。
- 髪へのトリートメント効果がある。
- 染める時間は従来のカラー剤と同じ(20分前後)
- カラーリングをくり返してもパーマができる。
◆草木染めのデメリット
- 淡い色しか出ないので、白髪染めができない。
- 草木染め単品ではトリートメントにしかならない。(通常はアルカリカラー剤と併用する)
◆草木染めの特徴
ヘナと同じように天然100%のカラー剤になります(素材はヘナではありません)が、草木染めの単品使用だと「淡い色が着く天然トリートメント」にしかなりません。
通常カラーリングに使用する際は、ライトナーと呼ばれるカラー剤と併用します。脱色をライトナーが行い、着色を草木染めで行います。
(ライトナーに関しては、「クリアカラー」のページを参考ください。)
ジアミンアレルギーの人でも、草木染めの天然染料を使用すれば、おしゃれ染めを楽しむことができます。
「オーガニックカラー」オーガニックや天然由来にこだわったおしゃれ染め&白髪染め
◆オーガニックカラーのメリット
- オーガニック素材、ハーブ、天然由来成分が主成分。(約90%)
- 明るいカラーリングができる。(おしゃれ染め)
- 明るい白髪染めができる。
- しっかり白髪を染められる。
- 染まる時間は従来のカラー剤と同じ。(20~30分)
- 色持ちも長持ち。
- 頭皮がしみるといった刺激が、従来のアルカリカラー剤よりも少ない。
- 防腐剤不使用。
- シリコン不使用。
- カラーリングの際の匂いがない。(無香料)
- 多彩な色を表現できる。
- カラーリングをくり返してもパーマができる。
◆オーガニックカラーのデメリット
- 完全に天然ではない。(ジアミン染料や脱色剤を使用)
- ジアミンアレルギーの人は使用できない。
- 脱色をするので、髪のダメージはあります。
◆オーガニックカラーの特徴
コンセプトや役割が香草カラーLUとよく似ているカラー剤です。香草カラーLUよりも後発組ですので、コンセプトを強調してある感じでしょうか。
「オーガニック」「天然由来成分」の割合が香草カラーLUよりも多く、約90%が天然由来成分からできています。
どちらもサロンでガンガン使用していますが、香草カラーLUは粉状な分、ハリ・コシを感じやすい仕上りです。オーガニックカラーはクリーム状な分、柔らかい仕上りになります。
また香草カラーLUよりもオーガニックカラーの方が若干ですが、白髪への染まりが良いような気がします。
さて大分予習が長くなりましたが、一通り説明しましたので、次は「どのヘアカラーをするのか?」希望の条件に応じて選んで見ましょう。
各ヘアカラーに関する「Q&A」
完全に天然だけで染められるのは、どのヘアカラー?
- 天然100%のヘナ、もしくは天然100%ヘナ&ハーブカラー
- 草木染めの単品使用(トリートメントとしての使用になります)
ジアミン染料を使用せずに「おしゃれ染め」がしたい
- 草木染め(クリアカラーと併用)
- 番外編として、ここでは説明していないですが(ノンジアミンカラー、トリートメントカラー、クリアカラー)があります。
ジアミン染料不使用の「白髪染め」がしたい
ジアミン染料を使用しても良いので、しっかり白髪を染めたい。(髪のダメージ少ない方がいい)
ジアミン染料を使用しても良いので、しっかり白髪を染めたい。(明るい白髪染めがしたい)
ジアミンアレルギーがある場合は、どのヘアカラーを選べばいいですか?
- 天然100%のヘナ、もしくは天然100%ヘナ&ハーブカラー(白髪染め)
- 香草カラー色葉(白髪染め)
- クリアカラー併用の草木染め(おしゃれ染め)
妊娠中です。どのヘアカラーを選べばいいですか?
妊娠中は体調の変化が激しいので、無理をしないことを前提に、
- 天然100%のヘナ、もしくは天然100%ヘナ&ハーブカラー(白髪染め)
- 香草カラー色葉(白髪染め)
授乳中です。どのヘアカラーを選べばいいですか?
授乳期は特に条件はありません。どのヘアカラーでも大丈夫です。
ふぅ~っ、ざっくりと要望にあがりそうな条件を考えてみましたけど、どうでしょうか。
上に挙げた質問が、自分のやりたいカラーリングの条件と合っていたら、もう迷う必要はありませんね。
ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染めの違いとメリット・デメリット「まとめ」
ヘナやヘナ&ハーブカラー、香草カラー、草木染め、オーガニックカラーと特徴がそれぞれ違い、どのヘアカラーにも一長一短があります。
よく巷では「天然100%だからヘナが良い」「ジアミン染料が悪い」という主張を聞きますが、どのヘアカラーにも良し悪しがありますので、何も一つのカラー剤に絞る必要はないと思います。
カラーリングに際して「何を大切にするか」「何を最優先にするか」ということで、一人ひとりが自分に適したカラー剤を選べば良いと思います。
そのためにいろんなカラー剤があった方が、選択肢が増えて良いのではないでしょうか。
ここに書いた各カラー剤の特徴を読んでから担当美容師さんに相談してみると、具体的な質問ができますし、的確なアドバイスを返してくれると思います。
迷ったら遠慮せずに美容師さんに相談してくださいね。
以上、「ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染め」の違いとメリット・デメリットについてでした。
■ 市販でかぶれない白髪染めはどれ?ジアミンアレルギーでも使えるカラー剤
■ 白髪染めで頭皮がしみる・痛い、地肌が弱い場合のヘアカラー対策について
■ ヘアカラートラブルがある際のセルフカラーには「ノンジアミンカラー」、白髪染めなら「カラートリートメント、ヘナ、ヘアマニキュア」がおすすめ
- 天然100%の白髪染め「ヘナ」市販のおすすめを比較
- ジアミンアレルギーでも白髪染めOKな「ヘアマニキュア」市販でおすすめはどれ?
- ヘアカラーのかゆみを緩和「ノンジアミンカラー」なら おしゃれ染め&白髪染めもできる
■ 髪や頭皮に優しいシャンプー・トリートメント、ホームケア まとめ
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