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ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染めの違い◇各メリット・デメリット

ヘナカラー、ハーブカラーのイメージ画像

似たようなヘアカラーばかりで、よく分かりません。どれを選んだらいいの?

 

確かにその通りですね。

それぞれの特徴とメリット・デメリットをご説明してから、「どういうふうにカラーを選べはいいのか」ご提案してみます。

迷っている人はご参考ください。

  1. 「ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染め」各ヘアカラーの違いやメリット・デメリットを比較
    1. 「ヘナ」「ヘナ&ハーブカラー」は天然100%の白髪染め
    2. 「香草カラー」は漢方とハーブを使用する植物性ヘアカラー
    3. 「香草カラーMD」は髪が傷まない白髪染め
    4. 「香草カラーLU」はおしゃれ染め&白髪染め両方できるヘアカラー
    5. 「香草カラー色葉」ジアミンアレルギーの方でも白髪染めできるヘナベースのノンジアミンカラー
    6. 「草木染め」植物を染料として使用するボタニカルカラー(おしゃれ染め用)
    7. 「オーガニックカラー」オーガニックや天然由来にこだわったおしゃれ染め&白髪染め
  2. 各ヘアカラーに関する「Q&A」
    1. 完全に天然だけで染められるのは、どのヘアカラー?
    2. ジアミン染料を使用せずに「おしゃれ染め」がしたい
    3. ジアミン染料不使用の「白髪染め」がしたい
    4. ジアミン染料を使用しても良いので、しっかり白髪を染めたい。(髪のダメージ少ない方がいい)
    5. ジアミン染料を使用しても良いので、しっかり白髪を染めたい。(明るい白髪染めがしたい)
    6. ジアミンアレルギーがある場合は、どのヘアカラーを選べばいいですか?
    7. 妊娠中です。どのヘアカラーを選べばいいですか?
    8. 授乳中です。どのヘアカラーを選べばいいですか?
  3. ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染めの違いとメリット・デメリット「まとめ」

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「ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染め」各ヘアカラーの違いやメリット・デメリットを比較

「ヘナ」「ヘナ&ハーブカラー」は天然100%の白髪染め

かぶれない白髪染め「ヘナ」

※ここではインディゴを使用するヘナのことを「ヘナ&ハーブカラー」と呼んでいます。

今回は「ヘナ」「ヘナ&ハーブカラー」いずれも、化学的なものを一切使用しない天然100%タイプの説明になります

(ヘナには化学染料を配合してあるタイプもあります。)

 

ヘナカラーのメリット

  • 化学的なものを一切使用しない「天然100%」の植物染め。
  • カラーリングで髪が痛まない。
  • 天然100%の白髪染め。
  • ジアミンアレルギーでも染められる。
  • 頭皮がしみるといった刺激がない。
  • 頭皮のエステ効果がある。
  • 髪へのトリートメント効果がある。
  • 髪にハリ・コシを与え、ボリュームアップを助ける。

ヘナカラーのデメリット

  • しっかり染めようと思うと時間がかかる。(推奨2時間)
  • 放置時間が早いと白髪の染まりが悪い。
  • 放置時間が早いと色落ちが早い。
  • 髪を明るく染めることができない。(明るいおしゃれ染めができない)
  • 色の選択がほとんどない。(オレンジ、ブラウンぐらい)
  • ヘナやハーブ独特の「草っぽい、抹茶っぽい」匂いがある。
  • 即日に発色しない。(空気酸化を24~48時間する必要がある)
  • 他のカラー剤と比べて塗布しにくい。乾燥しやすい。
  • 収穫時期によっても若干染まりが違う。
  • ヘナをくり返し行っていると、パーマがかからない

ヘナカラーの特徴

ヘナもインディゴもハーブの一種です。

余分なものを取り除いた葉っぱの部分(葉肉)を細かく砕き、お湯で溶いてヘナペーストを作り、ヘアカラー剤とします。

他のヘアカラー剤と違い、天然のものだけで白髪染めが行えることが大きな特徴です。しかし天然故の弱点、「染まるのに時間がかかる」「明るく染められない」「色が選べない」ということもあります。

このあたりは「どういったカラーリングがしたいのか」によってできる/できないが決まります。

明るく染めたい場合はNGですね。

ヘナやヘナ&ハーブカラーを選択される人は「化学的なものを一切使用したくない(その他のデメリットは我慢できる)」という人が多いと思います。

 

 

 

「香草カラー」は漢方とハーブを使用する植物性ヘアカラー

「香草カラー」漢方&ハーブのヘアカラー

香草カラーは現在3種類あります。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。

「香草カラーMD」は髪が傷まない白髪染め

香草カラーの種類(MD、LU)

 

香草カラーMDのメリット

  • 国産漢方、ハーブ、天然由来成分が主成分(約90%近く)
  • カラーリングで髪が痛まない。
  • しっかり白髪を染められる。
  • 染まる時間は従来のカラー剤と同じ。(20~30分)
  • 色持ちも長持ち。
  • 頭皮がしみるといった刺激がない。
  • 髪にハリ・コシを与え、ボリュームアップを助ける。
  • 防腐剤不使用。
  • シリコン不使用。
  • カラーリングの際の匂いがない。(無香料)
  • 頭皮の皮脂汚れを取り除く。(毛穴の汚れが取れる)
  • 多彩な色を表現できる。
  • カラーリングをくり返してもパーマができる。

香草カラーMDのデメリット

  • 完全に天然ではない。(ジアミン染料を使用)
  • ジアミンアレルギーの人は使用できない。
  • 髪を明るく染めることができない。(明るいおしゃれ染めができない)

香草カラーMDの特徴

香草カラーMD(リニューアル前は香草マイルドカラーと呼んでました。この方が分かりやすかったのに…)は、「天然由来(約90%近く)」で「髪を痛めず」「白髪染め」ができることに特化したヘアカラー剤です。

ヘナやヘナ&ハーブカラーも良いヘアカラーですが、天然100%だと「染まりが悪い」「長い放置時間が必要」といったデメリットがありますが、その部分をカバーしてくれるのがこの香草カラーMDです。

似たようなもので「ジアミン染料入りのヘナ」もありますが、個人的にはこの香草カラーMDの方が、ヘナの良さをキープしつつ「匂いがない」「パーマができる」といったこともカバーできるので好きです。

 

「香草カラーLU」はおしゃれ染め&白髪染め両方できるヘアカラー

香草カラーの種類(MD、LU)

香草カラーLUのメリット

  • 国産漢方、ハーブ、天然由来成分が主成分。
  • 明るいカラーリングができる。(おしゃれ染め)
  • 明るい白髪染めができる。
  • しっかり白髪を染められる。
  • 染まる時間は従来のカラー剤と同じ。(20~30分)
  • 色持ちも長持ち。
  • 頭皮がしみるといった刺激が、従来のアルカリカラー剤よりも少ない。
  • 防腐剤不使用。
  • シリコン不使用。
  • カラーリングの際の匂いがない。(無香料)
  • 多彩な色を表現できる。
  • カラーリングをくり返してもパーマができる。

香草カラーLUのデメリット

  • 完全に天然ではない。(ジアミン染料や脱色剤を使用)
  • ジアミンアレルギーの人は使用できない。
  • 脱色をするので、髪のダメージはあります。

香草カラーLUの特徴

香草カラーLU(リニューアル前は香草リメイクカラーと呼んでました。前の方が分かりやすかったのに…)は、香草カラーMDの弱点をさらに改善し、使い勝手の良いヘアカラーに仕上げてあります。

従来のアルカリカラー剤(おしゃれ染め/白髪染め)と同じことができます。ただし従来のヘアカラーよりも「漢方、ハーブ、天然由来」にこだわり作られています。

直接カラーリングには不必要な「シリコン」「香料」といったものを取り除いてあるところにも、こだわりを感じます。

またカラー剤が水分を含んだクリーム状だと、防腐を考えないといけないので、防腐剤を取り除くために、腐らない粉状にしてあります。

 

 

 

「香草カラー色葉」ジアミンアレルギーの方でも白髪染めできるヘナベースのノンジアミンカラー

かぶれない美容院の白髪染め「香草カラー色葉(いろは)」

香草カラー色葉のメリット

  • ヘナが主成分の植物染め。(化粧品染料を使用)
  • 天然100%のヘナ&ハーブカラーよりも、色の選択肢が増える。
  • 天然100%のヘナ&ハーブカラーよりも、早く染まる。(推奨30分~45分)
  • ジアミンアレルギーでも染められる。
  • カラーリングで髪が痛まない。
  • 頭皮がしみるといった刺激がない。
  • 頭皮のエステ効果がある。
  • 髪へのトリートメント効果がある。
  • 髪にハリ・コシを与え、ボリュームアップを助ける。

香草カラー色葉のデメリット

  • 従来の白髪染めよりも、時間がかかる。
  • 従来の白髪染めよりも、白髪の染まりが悪い
  • 髪を明るく染めることができない。(明るいおしゃれ染めができない)
  • ヘナやハーブ独特の「草っぽい、抹茶っぽい」匂いがある。
  • 他のカラー剤と比べて塗布しにくい。乾燥しやすい。
  • くり返し行っていると、パーマがかからない。

香草カラー色葉の特徴

香草カラー色葉は、ヘナやヘナ&ハーブカラーと同じヘナベースのカラー剤です。天然100%のヘナやヘナ&ハーブカラーでは「染まりが悪い」「長い放置時間が必要」などのデメリットがありますが、その部分をカバーするために開発されました。

香草カラーMDと香草カラー色葉の違いですが、香草カラーMDは「漢方、ハーブ、天然由来成分」ベースのカラー剤で、香草カラー色葉はヘナベースのカラー剤です。

香草カラーMDは「ジアミン染料」を使用し、早くしっかりと白髪を染めることができます。

香草カラー色葉は「化粧品染料」を使用し、ジアミンアレルギーがある人でも染めることができますが、白髪の染まりや色持ちは香草カラーMDほどではありません。

香草カラー色葉はちょうど、天然100%ヘナ&ハーブカラーと香草カラーMDの中間あたりに位置するヘアカラーです。

 

 

 

「草木染め」植物を染料として使用するボタニカルカラー(おしゃれ染め用)

草木染めのイメージ画像

草木染めのメリット

  • 化学的なものを使用しない「天然由来成分」の植物染め。(ヘナでない)
  • 着色には素材からの天然色素を利用
  • カラーリングで髪が痛まない。
  • ジアミンアレルギーでも染められる。
  • 頭皮がしみるといった刺激がない。
  • 髪へのトリートメント効果がある。
  • 染める時間は従来のカラー剤と同じ(20分前後)
  • カラーリングをくり返してもパーマができる。

草木染めのデメリット

  • 淡い色しか出ないので、白髪染めができない。
  • 草木染め単品ではトリートメントにしかならない。(通常はアルカリカラー剤と併用する)

草木染めの特徴

ヘナと同じように天然100%のカラー剤になります(素材はヘナではありません)が、草木染めの単品使用だと「淡い色が着く天然トリートメント」にしかなりません。

通常カラーリングに使用する際は、ライトナーと呼ばれるカラー剤と併用します。脱色をライトナーが行い、着色を草木染めで行います。

ライトナーに関しては、「クリアカラー」のページを参考ください。

ジアミンアレルギーの人でも、草木染めの天然染料を使用すれば、おしゃれ染めを楽しむことができます。

 

「オーガニックカラー」オーガニックや天然由来にこだわったおしゃれ染め&白髪染め

オーガニックカラー

オーガニックカラーのメリット

  • オーガニック素材、ハーブ、天然由来成分が主成分(約90%)
  • 明るいカラーリングができる。(おしゃれ染め)
  • 明るい白髪染めができる。
  • しっかり白髪を染められる。
  • 染まる時間は従来のカラー剤と同じ。(20~30分)
  • 色持ちも長持ち
  • 頭皮がしみるといった刺激が、従来のアルカリカラー剤よりも少ない。
  • 防腐剤不使用。
  • シリコン不使用。
  • カラーリングの際の匂いがない。(無香料)
  • 多彩な色を表現できる。
  • カラーリングをくり返してもパーマができる。

オーガニックカラーのデメリット

  • 完全に天然ではない。(ジアミン染料や脱色剤を使用)
  • ジアミンアレルギーの人は使用できない。
  • 脱色をするので、髪のダメージはあります。

オーガニックカラーの特徴

コンセプトや役割が香草カラーLUとよく似ているカラー剤です。香草カラーLUよりも後発組ですので、コンセプトを強調してある感じでしょうか。

「オーガニック」「天然由来成分」の割合が香草カラーLUよりも多く、約90%が天然由来成分からできています

どちらもサロンでガンガン使用していますが、香草カラーLUは粉状な分、ハリ・コシを感じやすい仕上りです。オーガニックカラーはクリーム状な分、柔らかい仕上りになります。

また香草カラーLUよりもオーガニックカラーの方が若干ですが、白髪への染まりが良いような気がします。

 

さて大分予習が長くなりましたが、一通り説明しましたので、次は「どのヘアカラーをするのか?」希望の条件に応じて選んで見ましょう。

 

 

 

各ヘアカラーに関する「Q&A」

Q&Aのイメージ画像

完全に天然だけで染められるのは、どのヘアカラー?

ジアミン染料を使用せずに「おしゃれ染め」がしたい

ジアミン染料不使用の「白髪染め」がしたい

ジアミン染料を使用しても良いので、しっかり白髪を染めたい。(髪のダメージ少ない方がいい)

ジアミン染料を使用しても良いので、しっかり白髪を染めたい。(明るい白髪染めがしたい)

ジアミンアレルギーがある場合は、どのヘアカラーを選べばいいですか?

  • 天然100%のヘナ、もしくは天然100%ヘナ&ハーブカラー(白髪染め)
  • 香草カラー色葉(白髪染め)
  • クリアカラー併用の草木染め(おしゃれ染め)

妊娠中です。どのヘアカラーを選べばいいですか?

妊娠中は体調の変化が激しいので、無理をしないことを前提に、

  • 天然100%のヘナ、もしくは天然100%ヘナ&ハーブカラー(白髪染め)
  • 香草カラー色葉(白髪染め)

授乳中です。どのヘアカラーを選べばいいですか?

授乳期は特に条件はありません。どのヘアカラーでも大丈夫です。

 

ふぅ~っ、ざっくりと要望にあがりそうな条件を考えてみましたけど、どうでしょうか。

上に挙げた質問が、自分のやりたいカラーリングの条件と合っていたら、もう迷う必要はありませんね。

 

 

 

ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染めの違いとメリット・デメリット「まとめ」

まとめのイメージ画像

ヘナやヘナ&ハーブカラー、香草カラー、草木染め、オーガニックカラーと特徴がそれぞれ違い、どのヘアカラーにも一長一短があります。

よく巷では「天然100%だからヘナが良い」「ジアミン染料が悪い」という主張を聞きますが、どのヘアカラーにも良し悪しがありますので、何も一つのカラー剤に絞る必要はないと思います。

カラーリングに際して「何を大切にするか」「何を最優先にするか」ということで、一人ひとりが自分に適したカラー剤を選べば良いと思います。

そのためにいろんなカラー剤があった方が、選択肢が増えて良いのではないでしょうか。

 

ここに書いた各カラー剤の特徴を読んでから担当美容師さんに相談してみると、具体的な質問ができますし、的確なアドバイスを返してくれると思います。

迷ったら遠慮せずに美容師さんに相談してくださいね。

 

以上、「ヘナ/香草カラー/オーガニックカラー/草木染め」の違いとメリット・デメリットについてでした。

 

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