美容師のこだわり道具といえば、やっぱり「ハサミ」でしょう。
(美容師は「ハサミ」のことを「シザー」と呼びますが、ここでは分かりやすいので「ハサミ」と呼ぶことにします。)
高価なものですし、種類も豊富。
最初はどれを選んだら良いのか迷いますよね。
少しは参考になるかもしれませんので、わたしが現在愛用しているハサミをご紹介します。
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カット用ハサミのおすすめは「光シザー」◇安くても切れ味GOOD!
アシスタント時代からの相棒「光シザー」
ハサミメーカーである光シザーから、モッズヘア特別仕様で作られた特注のハサミです。
このハサミは美容師になって初めて買ったものですが、最初に購入したこれが結局一番使いやすく、今でもこれ1本で仕事しています。
一応予備のハサミも数本持ってはいるのですが、それらは本当に予備で、このハサミを砥ぎに出す時以外はあまり使用しません。
なんていうか、このハサミはとてもシンプルで手に馴染みやすく、ウエット~ドライカットまでいろんなカット技術にも対応できるからですね。
光シザーを購入するきっかけは?
このハサミを購入するきっかけは、私が美容師駆け出しの頃はモッズ・ヘアで働いていたのと、その時の先輩美容師が「ハサミは高くても良いもん買っとけ」って言われて、アシスタントだった当時にしてはめっちゃ奮発して買いました。
今でもこれ1本しか使ってないので、やっぱり先輩の言うことは正しかったと常々思います。
アシスタントの頃からの相棒で長年使いこんだ今となっては、もはや手の一部って感じです。
これ以外のハサミには興味すらわきません。
逆に「このハサミが使えなくなったら、どうしよう?」と心配するぐらいです (笑)
光シザーのお気に入り&おすすめポイント
- シンプルなデザインで飽きない。
- シンプルで手にフィットする。
- いろんなカット技法にも対応できる。(ウエット&ドライカット両方)
- 小指掛けは使用しないけど、ON/OFFができる。
- 私がカットするにはちょうどよい長さ(6インチだったけど研ぎで少しずつ減り、現在は5.5インチぐらい)
- ハサミの開閉を調節するネジが小さくてシザーケースに収めやすい(地味だけど私にとってはココ重要です)
- 切れ味が良い。
- 切れ味が長続きする。
ハサミを購入する時に気をつけたいことは?
- 切れ味と切れ味の持ち
- ウエットカット、ドライカットどちらを主流にするか?
- 刃先の長さ
切れ味と切れ味の持ちは、定価が5万円前後ぐらいのハサミだと大丈夫だと思います。
ウエットカットベースだと直刃っぽいのが切れ味いいですが、ドライカットやドライでの仕上げにも使用するなら、流線型の笹刃などがスライドカットなどやりやすいです。
まだ自分がどっちのスタイルか決まってないようでしたら、私みたいにどちらでもOKなタイプもいいですね。
刃先の長さは、男性は長いのを好む傾向にあり、女性は短いのを好む傾向にあります。
またブラントカットをベースとするのなら長めの傾向があり、ドライカットをベースとするのなら、小回りがきく少し控えめな長さが良いでしょう。
今では美容師用品もAmazonで購入できる時代に。しかも安い・・・
わたしのハサミに一番近いタイプのものを光シザーで探してみました。
(Amazon 安いじゃん・・・)
⇒ GENJI シリーズの526番です。(詳細は株式会社 ヒカリ をチェック)
わざわざメーカーに問い合わせして聞いたので、間違いないです。
少し形状が変わっていて全く同じとまではいかないですが、ほぼ同じ仕様です。
ジュニア スタイリストから使うのにピッタリのエントリーモデルです。
(当時はめっちゃ高いと思ってたけど、調べてみるとそこまで高くなかった。薄給だったので…笑)
エントリーモデルですが、美容師歴20年以上たった今でも現役バリバリで使用しています。
切れ味も、耐久性も、使用感も、価格も文句なしでおすすめです。
ちなみにですが、超お得に購入できる裏技もあります。
ネットで「中古シザー ヒカリ」で検索して、中古のハサミを買います。
1万円前後で買えるのにはビックリです。
新品にこだわりがなければ、こういったものでもいいかもしれませんね。
わたしはメインのハサミを研ぎに出す際の予備ハサミを、この手段で購入しました。
サブにはピッタリです。
ちなみに中古シザーサイトで購入したあとは、きちんとメーカーに研ぎ&調整に出すようにしましょう。
切れ味と切れ味の持ち、使用感が全然違います。
下手したら1万円ぐらいかかってしまいますが、ここにお金をケチってはいけません。
中古シザーサイトで研磨をしてくれている場合もありますが、切れ味等が全然違いますのでご注意あれ。
(きちんとメーカーに調整に出すと、全くの別物に仕上がります。)
ハサミも大事だけど、美容師として一番大切なことは?
美容師の仕事にはハサミはとても大事ですが、ある程度の基準を満たしていれば、結局はどれを選んでも良いと思います。
どのハサミを買うにしても、はじめはその特徴を掴むまでは多少やりづらく感じますし、そのうちに馴染んできた時は、今度は他のハサミが逆にやりづらく感じます(笑)
言われてみると当たり前ですが、ハサミを選んでいる時に忘れがちなことがあります。
その道具を使う美容師側の技術が一番大切なのであって、仕上りを左右するのはハサミではありません。
結局はカットが上手な美容師はどのハサミを使っても良い仕上がりになります。(カット時のやりやすさが違うだけ)
お気に入りのハサミが決まったらカット技術を磨くことが大切です。
いろんなカット方法を勉強したり、外部のカット講習に出席したり、様々なお客様の髪質・髪の状態を経験して引き出しを増やしてくださいね。
ハサミもいろんな場面で活かされてきっと喜ぶと思いますよ。
以上、わたしが20年以上愛用している道具「光シザー」についてでした。
◆ ハサミ(ヒカリシザー) / 傷みにくいセニングシザー / セニングシザー / 特殊なセニングシザー(FORCE) / カットコーム01 / カットコーム02 / ヘアクリップ・ダッカール / シザーケース
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