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「シャンプーはシリコン入りより、ノンシリコンの方がいいんですよね?」

 

最近はノンシリコンシャンプーがよく出回っているので、そういった商品を眺めていると

「やっぱりシリコンが入っているシャンプーは良くないのでは?」

 

って思いますよね。

実際のところはどうなんでしょうか?

ノンシリコン、シリコン入りは状況によって使い分ける

シリコンが良い悪いというわけでなく、髪のダメージや求める仕上がりに応じて使い分けるのがベストです。

 

■髪がダメージしていてもつれるなら、シリコン入りを選ぶ方が良い質感に仕上がる。

■髪のダメージがない健康毛だったら、髪の手触りを良くする必要がないので、ノンシリコンでも良い。

■髪のダメージはないけど、サラサラな質感が好きなのでシリコン入りを選ぶ。

 

といった選び方をすると良いでしょう。

髪がベタつきやすい人はここを意識!

たまに皮脂が多いオイリー肌の人は、シリコン入りを選ぶことでベタつく髪や頭皮になったり、頭皮に吹き出物ができたりすることがあります。

 

そういった症状が出てくる場合は

 

  • ノンシリコンシャンプーか、
  • シリコン入りシャンプーでも、すっきり洗えるタイプのシャンプー

 

を選ぶようにしましょう。

シリコンのイメージが悪くなった背景

ノンシリコンシャンプーが市場に多く出回っている発端は、メーカーの販売戦略によるものが大きいと思います。

 

ノンシリコンシャンプーがこれほどよく見かけられるようになる前からすでにシャンプーは無数にあり、

各メーカーが

 

「どうやって自社のシャンプーを購入してもらおうか」

「販売の強みとなる特徴はないのか」

 

と日々模索している状態です。

化粧品登録の弱いパーマや縮毛矯正の流行に合わせて、ノンシリコンシャンプーが出回る

そんな中

「シリコンコーティングされた髪はパーマがかかりにくい」

 

といった情報をもとにノンシリコンシャンプーを売り出すメーカーが出てきました。

 

私の記憶では市場でこれだけノンシリコンシャンプーが流行る前段階として、

美容室が販売するサロンシャンプーからまず出回り始め、そこからブームに火がついたと思います。

次第にシリコンが悪者にされるようになる

メーカーの販売戦略だけでなく、シャンプーを販売する美容師にとっても、

ノンシリコンシャンプーはお客さんに売りやすい商品だったのです。

 

そういった中で

 

「シリコン配合したシャンプーやトリートメントを使っていると、落とし切れないシリコンが積み重なり、取れにくくなる、取れなくなる、しいては毛穴が詰まり良くない。」

 

といった情報に変化していったと思います。

こういった情報は販売する側にとっては好都合です。

 

ノンシリコンを売るには、ノンシリコンの良さを強調しないといけません。

 

シリコンが頭皮や毛穴にとって良くないものであれば、

ノンシリコンシャンプーはそれを解決するための最適なシャンプーになります。

 

しかもノンシリコンシャンプーは体に優しいというイメージ付けなので、

通常のシャンプーよりも割高で売り出すことができます。

「シリコン=悪い」の完成

こういった形で

 

  • シリコン=悪
  • ノンシリコン=良い、優しい

 

といった形が出来上がったのだと思います。

シリコンについて

シリコンが毛穴を塞ぐわけではない

シリコンが頭皮に悪い、毛穴に詰まるといったことはありません。

 

一昔前のシリコンならまだしも、

最近では当たり前となっている水性のシリコンでは、

よほどのことがない限り悪影響を及ぼすことはないと思います。

シリコンは手触り良く仕上げるためのもの

シリコンは髪をコーティングし、指通り良くするためのものです。

 

シリコン配合の製品を使って髪の質感が改善されたとしても

ダメージが修復され、その効果が持続するというわけではありません。

シリコンの効果はあくまで一時的なもの

その日1日だけをコーティングして整えているだけです。

根本的な髪の改善には、与えるダメージを減らし根本から伸びてくる健康毛を大切に育てていくしかありません。

ノンシリコンシャンプーを使ったら髪がパサパサになった?

これはある意味当然です。

 

シリコンは髪の手触りを良くし質感を改善するものなので、

そのシリコンを配合しないという事は、シャンプー後の素髪の状態になるということです。

 

多くのシャンプーがシリコンを配合し質感を向上させているのは、

シャンプーするだけだと汚れは落ちますが、油分も一緒に落とすので

 

「パサパサ」「ギシギシ」「もつれる」

 

といったことになります。

 

もともとシャンプーは汚れを落とすためのものなので

そういうものなのですが、

 

それだと現代人にはあまり受け入れられないので、

シャンプーし洗うだけで、質感も向上させることができるシャンプーに仕上げます。

 

ノンシリコンシャンプーはそういった質感向上させるシリコン配合していないので、

当然ながら、

 

「パサパサになった」

という仕上がりになります。

万人に合う万能シャンプーはない

誰にでもおすすめできる万能のシャンプーはありません。

 

「パラベン不使用だから良い」

「ノンシリコンだから良い」

「洗浄力が弱いから良いシャンプー」

「アミノ酸系洗浄成分だから大丈夫」

「オーガニックなら大丈夫」

「天然成分だから安心」

 

こういったことは

販売者側がメリットを強調したいがためにいっていることで

あなたにとってベストなシャンプーであることの裏付けにはなりません。

 

お肌の弱い人や敏感肌の人に

洗浄力の弱いシャンプーが良い場合もあれば、

 

皮脂が多いオイリーな人は洗浄力の強いシャンプーで

油分や汚れをしっかりと洗い流した方が良い場合もあります。

 

またヘアカラーやパーマの残留する薬剤を取り除くため、

黒染めやヘアカラーの黒い染料を落とすために、

洗浄力の強いシャンプーが良い場合もあります。

 

  • 使用する人の髪質
  • 髪の状態
  • 世代
  • どんな目的なのか
  • どんな効果が欲しいのか

 

によって最適なシャンプーは様々です。

目的や用途によってシャンプーを使い分けることが大切です。

シャンプーで大切なのは「洗う」こと

シャンプーで大事なのは

 

「頭皮を洗う」

「汚れを落とす」

 

ことです。

シリコン入りかノンシリコンかは重要ではありません。

 

頭皮や髪の汚れが落とせて頭皮に合っていれば、

シャンプー中、シャンプー後の質感はあまり重要ではありません。

 

質感良く仕上げたい場合は、

リンス、コンディショナー、トリートメント、洗い流さないトリートメント

などで調整すればよい。

 

これがもともとの役割です。

 

シャンプーは「洗うもの」

コンディショナーで「質感調整」

シャンプー選びはプロにアドバイスをもらうのが一番!

一番良いのは美容師にアドバイスをもらうことです。

 

行きつけ美容室の担当美容師さんは

あなたの髪質、頭皮の状態、どんな効果が欲しいのか希望を聞いて、

それに最適なシャンプーをおすすめしてくれることでしょう。

 

たくさんの人の髪に触れることの多い

美容師の方がより多くのデータを持っていて

また客観的な立場からアドバイスすることができます。

 

もしその美容室で取り扱うシャンプーに合うものがなかったり、

すすめられたシャンプーが合わなかったりした場合は、

アドバイスをもらってから自分で探すようにすると

良いシャンプーに出会える確率が高くなります。

 

シャンプーを探す場合はこちらの記事も参照してみてください。

⇒ シャンプーの選び方はこうする! 美容師アドバイス、セルフチェックなど3つの方法

まとめ

シャンプーはシリコン入り、ノンシリコンといったことで決めるのではなく、

 

  • どういった髪の状態なのか
  • どんな症状を抱えているのか
  • どんな質感に仕上げたいのか

 

そういったことで選ぶと良いでしょう。

 

■髪のダメージが大きくよくもつれるのなら、シリコン配合のシャンプー

■髪のダメージがほとんどない健康毛なら、ノンシリコンシャンプー

という選び方するのも1つの方法です。

 

「シリコンは良くない、悪い」といった風評に惑わされずに

「今の自分の髪の状態に最適なシャンプーはどれなのか?」

といったことでシャンプーを選ぶことをおすすめします。