Q&A、考え事のイメージ画像

「シリコン入りシャンプーより、ノンシリコンの方がいいんですよね?」

「コンディショナーやトリートメントもノンシリコンの方がいいんですよね?」

 

最近はノンシリコン シャンプーやトリートメントがよく出回っているので、そういった商品を目にすると、「やっぱりシリコンが入っているものは良くないのでは?」って思いますよね。

実際のところはどうなんでしょうか?

ノンシリコン、シリコン入りは髪や頭皮の状況によって使い分ける

シリコンが良い悪いというわけでなく、髪のダメージや頭皮の状態、求める仕上がりに応じて使い分けるのがベストです。

たとえば、

◆髪がダメージしていてもつれるなら、シリコン入りを選ぶ方が良い質感に仕上がる。

◆髪のダメージがない健康毛だったら髪の手触りを良くする必要がないので、ノンシリコンでも良い。

◆髪のダメージはないけど、サラサラな質感が好きなのでシリコン入りを選ぶ。

◆シリコン シャンプーを使っていると頭がかゆい、頭皮にかゆみや赤い炎症状態が続いている、ニキビっぽい吹き出物やブツブツが出てくるといった場合ならノンシリコンを試してみる。(オイル分過剰による、脂漏性皮膚炎の疑い)

といった選び方をすると良いでしょう。

 

髪がベタつく人はここを意識!

たまに皮脂が多いオイリー肌の人は、シリコン入りを選ぶことで余計にベタつく髪や頭皮になったり、頭皮に吹き出物ができたりすることがあります。

そういった症状が出てくる場合は「ノンシリコンタイプを選ぶ」か、「シリコン入りでもすっきりタイプやサラッと仕上がる軽いタイプ」を選ぶようにしましょう。

シリコンのイメージが悪くなった背景

ノンシリコン商品が市場に多く出回っている発端は、ヘアケアメーカーの販売戦略によるものが大きいと思います。

ノンシリコン商品をこれほどよく目にするようになる前から、すでにシャンプーやトリートメントは無数にあり、各メーカーが、「どうやって自社のシャンプーを購入してもらおうか」「販売の強みとなる特徴はないのか」と日々模索している状態です。

 

化粧品登録の弱いパーマ剤や縮毛矯正剤の流行に合わせて、ノンシリコンが出回るように

そんな中「シリコンでコーティングされた髪はパーマがかかりにくい」といった情報をもとに、ノンシリコンシャンプーを売り出すメーカーが出てきました。

私の記憶では市販でこれだけのノンシリコンシャンプーやトリートメントが流行る前段階として、美容室が販売するサロン品からまずそういったものが出回り始め、そこからブームに火がついたと思います。

 

次第にシリコンが悪者にされるようになる

メーカーの販売戦略だけでなく、シャンプーやトリートメントを販売する美容師にとっても、ノンシリコン商品はお客さんに売りやすい商品だったのです。

そういった中で

「シリコン配合したシャンプーやトリートメントを使っていると、落とし切れないシリコンが積み重なり取れにくくなる、取れなくなる、しいては毛穴が詰まり髪痩せや抜け毛・頭皮トラブルになり良くない。」

といった情報に変化していったと思います。

こういった情報は販売する側にとっては好都合です。

 

ノンシリコンを売るには、ノンシリコンの良さを強調しないといけません。

 

シリコンが頭皮や毛穴にとって良くないものであれば、ノンシリコン商品はそれを解決するための最適なものになります。

しかもノンシリコンシャンプーは体に優しいというイメージ付けなので、通常のシャンプーよりも高い価格で売り出すことができます。

 

「シリコン=悪い」の完成

こういった形で「シリコン=悪」「ノンシリコン=良い、優しい」といった形ができ上がったのだと思います。

シリコンについて

シリコンが毛穴を塞ぐわけではない(悪影響の過剰な心配は無用)

シリコンが頭皮に悪い、毛穴に詰まるといったことはありません。

一昔前のシリコンならまだしも、最近では当たり前となっている水性のシリコンでは、よほどのことがない限り悪影響を及ぼすことはないと思います。

 

シリコンは質感良く仕上げるためのもの

シリコンは髪をコーティングし、指通り良くするためのものです。

シリコン配合の製品を使って髪の質感が改善されたとしても、ダメージが修復され、その効果が持続するというわけではありません。

 

シリコンの効果はあくまで一時的なもの

その日1日だけをコーティングして整えているだけです。

根本的な髪の改善にはヘアカラーやパーマなどによるダメージを減らし、根本から伸びてくる新しい元気な髪を大切に育てていくしかありません。

ノンシリコン商品のデメリットについて

ノンシリコンシャンプーを使ったら髪がパサパサになった!?

これはある意味当然です。

シリコンは髪の指通りや手触りを良くし質感を改善するものなので、そのシリコンを配合しないという事は、シャンプー後は「素髪の状態になる」ということです。

多くのシャンプーがシリコンを配合し質感を向上させているのは、シャンプーするだけだと汚れは落ちますが油分も一緒に落とすので、「パサパサ」「ギシギシ」「もつれる」といったことになります。

 

もともとシャンプーは汚れを落とすためのものなので、そういうものなのですが、それだと現代人にはあまり受け入れられないので、シャンプーし洗うだけで質感も向上させることができるシャンプーに仕上げます。(CMの影響も多分にあり)

ノンシリコンシャンプーはそういった質感向上させるシリコン配合していないので、当然ながら、「パサパサになった」という仕上がりになります。

 

これはコンディショナーやトリートメントも同じです。

ノンシリコンのコンディショナーやトリートメントだと、シリコン入りのものよりも質感が低下することが多く、「コンディショナーしているのにまだパサつく、ギシギシ感が残る、髪がもつれるままだ」といった感想になる人が多くなります。

その傾向はもともと質感重視でシリコン入り商品を使っていた人ほど、ノンシリコン商品には馴染めないことが多くあります。

万人に合う万能な商品はない

誰にでもおすすめできる万能のヘアケア商品(シャンプー/コンディショナー/トリートメント)はありません。

 

「パラベン不使用だから良い」

「ノンシリコンだから良い」

「洗浄力が弱いから良いシャンプー」

「アミノ酸系洗浄成分だから大丈夫」

「オーガニックなら大丈夫」

「天然成分だから安心」

 

こういったことは販売者側がメリットを強調したいがためにいっていることで、あなたにとってベストなヘアケア商品であることの裏付けにはなりません。

 

お肌の弱い人や敏感肌の人に洗浄力の弱いシャンプーが良い場合もあれば、皮脂が多いオイリーな人は洗浄力の強いシャンプーで油分や汚れをしっかりと洗い流した方が良い場合もあります。

またヘアカラーやパーマの残留する薬剤を取り除くため、黒染めやヘアカラーの黒い染料を落とすために、洗浄力の強いシャンプーが良い場合もあります。

 

ヘアケア商品を選ぶ要素は様々

 

◆使用する人の髪質はどうなのか?

硬毛、猫毛、ストレートヘア、くせ毛など。

◆髪の状態はどうなのか?

ダメージの有無、ダメージレベルの程度、ヘアカラーやパーマしているなど。

◆お肌の加減はどうなのか?

乾燥肌、オイリー肌、敏感肌など。

◆使用する人はどの世代?

赤ちゃんや10代向け、ヘアカラーの退色が気になる&髪痩せが気になる30~50代向け、薄毛が気になるシニア世代など。

◆商品にどんな効果や付加価値を求めているのか?

スカルプケアを一緒にしたい、ヘアカラーの退色を抑えたい、髪にハリ・コシが欲しいなど。

 

どれを基準にするかによって最適な商品は様々です。

目的や用途によってこういった商品を使い分けることが大切です。

 

シャンプーで大切なのは「洗う」こと、「質感改善」はコンディショナーやトリートメントでする。

 

シャンプーで大事なのは「頭皮を洗う」「汚れを落とす」ことです。

シリコン入りかノンシリコンかは重要ではありません。

頭皮や髪の汚れが落とせてお肌に合っていれば、シャンプー中、シャンプー後の質感はあまり重要ではありません。

 

質感良く仕上げたい場合は「リンス/コンディショナー/トリートメント/洗い流さないトリートメント」などで調整すればいいですよね。

これがもともとの役割です。

そう考えるとシンプルで、少しは選びやすくなりませんか?

シャンプーは「洗うもの」

コンディショナーやトリートメントで「質感調整」

ヘアケア商品選びはプロにアドバイスをもらうのが一番!

一番良いのは美容師にアドバイスをもらうことです。

行きつけ美容室のいつも担当してくれる美容師なら、あなたの髪質や頭皮の状態を正しく理解してくれて、それに最適なヘアケアをおすすめしてくれることでしょう。

その時に髪の悩みや気になっていること、どういうふうにしたいかなどを伝えると、ヘアケア選びで失敗することが減らせます。

 

たくさんの人の髪に触れることの多い美容師の方が、より多くのデータを持っていて、また客観的な立場からアドバイスすることができます。

もしその美容室で取り扱うヘアケア商品に合うものがなかったり、おすすめされたものが合わなかったりした場合は、あなたの髪にはどういったものを選べば良いのかアドバイスをもらってから自分で探すようにすると、良い商品に出会える確率が高くなります。

 

シャンプーを探す場合はこちらの記事も参照してみてください。

⇒ シャンプーの選び方はこうする! 美容師アドバイス、セルフチェックなど3つの方法

まとめ

シャンプーやトリートメントといったヘアケア商品は「シリコン入りかノンシリコンか」といったことで決めるのではなく、

  • どういった髪の状態なのか
  • どんな症状を抱えているのか
  • どんな質感に仕上げたいのか

そういったことで選ぶと良いでしょう。

 

◆髪のダメージが大きくよくもつれるのなら、シリコン配合のもの。

◆髪のダメージがほとんどない健康的な髪なら、ノンシリコン。

という選び方するのも1つの方法です。

 

「シリコンは良くない、悪い」といった風評に惑わされずに、「今の自分の髪の状態に最適なヘアケアはどれなのか?」といったことで商品を選ぶことをおすすめします。

 

⇒ ヘアケア体験談

⇒ 抜け毛や薄毛に関する体験談

⇒ ヘアカラートラブル体験談

⇒ 白髪染め体験談

⇒ 産前産後のヘアカラー体験談

 

 

関連記事です。

ヘアケアは美容室よりもセルフが一番!ホームケア時のおすすめをご紹介 ☆ スカルプシャンプー/トリートメント/育毛剤/ヘアオイル/カラートリートメントなど

フケ・かゆみ・臭い・抜け毛対策に役立つ「オーガニックシャンプー」とコスパ最強「多機能コンディショナー」

頭皮ケアとハイダメージ毛を集中ケアできるサラサラ系ヘアケア「ラサーナ プレミオール」

くせ毛改善方法&対策グッズ まとめ

妊娠中でも白髪が気になる…妊婦さんでも安心安全なセルフカラー用白髪染めは?おすすめカラートリートメント/ヘナ/ヘアマニキュアと使い方のコツ

ジアミンアレルギーでもかぶれない美容院の白髪染め。かぶれたら選びたいメニューとは?(セルフ用市販カラーも合わせてご紹介)