就活の時期になると「黒染めしたけど黒髪を維持する必要がなくなったので、黒染め落としてまた明るくしたい」というニーズが増えてきます。無事に内定が決まり、面接や就活活動を終えて最後の茶髪ライフを楽しもうということですね(笑)

そこで「黒染め落とし」の方法をご紹介します。

髪のダメージやどれくらいのスピードで黒染めを落としたいのかに合わせて、適切な方法を選んでくださいね。

今回は美容院での施術ではなく「自分でなんとかしたい」というニーズに合わせて、ドラッグストアなどで売っている市販のカラー剤でセルフカラーすると想定します。(※セルフカラーは自己責任でお願いします。仕上りや髪のダメージが心配な人は、ちゃんと美容院でやりましょう。)

またカラー剤を使わずに髪の毛をほとんど痛めない、「石けんシャンプー」を使った黒染め落としの方法もご紹介します。

 

<説明する際の言葉の使い分けを定義>

一般的によく使用されている、髪を脱色し明るくすることができるヘアカラー剤の総称を「アルカリカラー剤」と呼びます。

これにはファッションカラー(おしゃれ染め)やグレイカラー(白髪染め)を含みます。ヘアマニキュア、カラートリートメント、ヘナといった脱色できないヘアカラー剤はアルカリカラー剤にはふくまれません。

ブリーチはアルカリ剤を含みますが、アルカリカラー剤のジャンルに入れてしまうと分かりにくくなるので、ここではアルカリカラー剤ではなく、ブリーチと書くことにします。

 

黒染め落としの基本

  1. 明るく染めるためには、先に黒い染料を落とす必要があります。(ブリーチで落とす方法アルカリカラー剤で落とす方法石けんシャンプーで落とす方法
  2. 染料を落とした後は、必要に応じてアルカリカラー剤でムラを修正する。または好きな色に変更する。

黒染めした後にもう一度明るくしたい場合は、いったんその黒染めの染料を取り除く必要があります。これは白髪染めで暗くなり過ぎた場合も同じです。

染料を先に落とさない限り、いつものアルカリカラー剤で明るく染めようとしても、根元だけが明るく染まり毛先は暗いまま仕上ります。

これは黒染め部分に濃い染料が定着しているためです。明るく染めようとしても暗い色の方が勝ってしまうので暗いままで変化がありません。カラーリングのダメージで髪が痛むだけになります。

「髪の根元は明るいし、毛先は暗い。」「髪が余計に痛んでダメージでパサつく」という目も当てられない状態になります。とても大事なので何度も書きますが、「先に染料を落とす」ということを覚えておいてください。

 

黒染め落とし3つの方法

  1. ブリーチを使って「すぐに黒染めを落とす方法」(ダメージ大)
  2. アルカリカラー剤を使って「徐々に黒染めを落とす方法」(ダメージ中)
  3. 石けんシャンプーを使って「ゆっくりと黒染めを落とす方法」(ダメージ無)

 

1、黒染めを1日で早く落としたい場合は「ブリーチ」を使用

黒染めを早く落としたい場合は「ブリーチ」を使います。

染料を取り除くことを「除染、脱染」といいますが、ブリーチでいったん黒い染料を除染・脱染してからでないと、明るくなりません。

(※真っ黒になるほどの黒染めでない場合は、アルカリカラー剤で明るくできる場合もあります。アルカリカラー剤で明るくできるかできないかは、黒染めした部分にどれぐらい濃い染料が残っているかに左右されます。金髪ほどの明るい髪から地毛ほどの真っ黒に黒染めした場合は、濃い染料でしっかりと染められているので、市販のアルカリカラー剤では明るくできないことが多い。)

市販のブリーチを使用してセルフカラーする場合は、黒染めしていない新生部分(リタッチ部分)は塗らないで、黒染めした部分にだけ塗布しましょう。

一回のブリーチでキレイに染料が落ちる場合もありますが、ムラが残りつつ明るくなる場合が多いと思います。

また除染・脱染後の髪には赤色やオレンジ色、または緑色といった色が表れてくることがあります。これは黒染め前の髪がそれほど明るくなかった場合や、黒染め用のアルカリカラー剤がどの色を多く配合しているかによります。

黒染め落とし後にどの色が表れてくるかは事前に判断することができません。

ブリーチを使用する際は、説明書に記載されている放置時間よりも早く終了した方が良い場合があるので、こまめに髪の明るさをチェックしながら終了する時間を決めます。

チェック方法は髪の一部分のブリーチを指で少し取り除いて(指が痛くなるので手袋を使用する)、希望の明るさになっていれば終了して大丈夫です。

ブリーチして除染・脱染が終わったらムラが残っていることが多いので、その場合は下記の「染料を取り除いたら、アルカリカラー剤で希望色に染められる」を行ってください。

ムラがなくちょうどいい仕上りになっている場合は、黒染め落としをここで終了しても大丈夫です。

 

2、徐々に明るくするので良い場合は「アルカリカラー剤」を使用

希望する明るさよりも少し明るめのアルカリカラー剤で、黒染め部分にカラーリングを行います。黒染めしていない新生部分(リタッチ部分)は明るくなりすぎてしまいますので、塗らないでください。

根元のリタッチ部分が気になる人は、黒染め落としたい部分を塗布してから最後にリタッチ染めするとか、時間差を作ることで根元が明るくなりすぎないように工夫してください。

アルカリカラー剤を使って徐々に明るくしていく場合は、ブリーチの黒染め落としの場合と違って、この1回のカラーリングで終了して大丈夫です。

今回はしっかり黒染めされている場合を想定していますので、多分このカラーリング1回では明るくならないと思いますが、1~2ヶ月ぐらいすると、少しずつ明るくなってくることが多いです。

もし金髪ぐらいの明るさにしたい場合は、アルカリカラー剤ではパワーが弱いので、ブリーチを使う方が良いと思います。

アルカリカラー剤を使って黒染め落としをするこの方法は、髪の毛の痛みはブリーチをするよりも減らすことができるので、1日で黒染め落としをしたい、早く落としたい場合以外は、こちらの方法がおすすめです。

もっと髪のダメージを抑えたい場合は、次の「石けんシャンプーを使用する黒染め落としの方法」がおすすめです。

 

3、ゆっくりと明るくするのでも良い場合は「石けんシャンプー」を使用

石けん

ゆっくり明るくするので良い場合は、石けんシャンプーで毎日シャンプーします。

毎日2回シャンプーするとより早く色落ちしやすくなります。(固形石けんよりも液体タイプの方が泡立ちがいいのでおすすめです。)

石けんシャンプーの後は油分がなくなり髪の指通りが悪くなっていると思いますので、いつも使用しているリンス、コンディショナー、トリートメントなどで指通りが良くなるように仕上げてください

石けんシャンプーとクエン酸リンスはセットで考えられていることが多いですが、今回はクエン酸リンスをしなくても構いません。それよりも指通り良くまとまる髪へ仕上げてください。

染料を早く退色・色落ちさせるのに石けんシャンプーを使用していますが、これは石けんのアルカリ性という性質を利用しています。髪をアルカリ性にするとキューティクルが開くので、退色を早めることができます

黒染めのようにしっかり染まっている場合は、髪をアルカリ性にしかたらといって早急に色落ちするものではありませんが、マイルドな弱酸性シャンプーやカラー用シャンプーを使用するよりかは、早く色落ちします。

石けんシャンプーを使用して黒染め落としをする方法は、ブリーチやアルカリカラー剤といった薬剤を使用していないので、髪の毛の痛みはほとんどありません

髪のダメージとセットですぐに染料を落とす施術のかわりに、髪の毛をこれ以上痛めないようにして、ゆっくりと色落ちするのを待つというやり方です。

髪の毛の痛みをこれ以上増やしたくない場合は、この石けんシャンプーの方法が一番おすすめです。

石けんシャンプーで髪がどれぐらい明るく戻るかは、黒染めをする直前の明るさによります。

金髪ぐらいの明るさがあって真っ黒にした場合でしたら、ゆっくりですが割とスムーズに茶髪ぐらいに戻ったりします。もとの明るさが茶髪ぐらいでしたら、真っ黒ではなく地毛よりも少し明るいぐらいで止まるかもしれません。いずれの場合も2~3ヶ月ほどは余裕を見ておいてください。

石けんシャンプーを使用して3ヶ月ぐらい経った後でしたら、今までのアルカリカラー剤で明るく染められることがあります

そこまで待てない、もっと早く明るくしたい場合は、髪のダメージと相談しながらアルカリカラー剤かブリーチの黒染め落としの方法をしてください。

 

染料を取り除いたら、アルカリカラー剤で希望色に染められる

ブリーチを使って黒染めを1日ですぐ落とす場合は、除染・脱染できた後にアルカリカラー剤で染め直します。

もう一度染めるのは、ブリーチ後はムラが出ることが多いからです。もしブリーチ1回でキレイに仕上がった場合は、そこで終わって大丈夫です。

ブリーチ後に続けてアルカリカラー剤を使用する時は、いつもより髪が敏感になっていますので細心の注意が必要です。

いつものカラーリングの時よりも「短時間で染まりやすい状態」です。アルカリカラー後の放置時間はいつもより短い時間を意識しましょう。染まり具合のチェックもいつもより頻繁に行ってください。

アルカリカラー剤の色ですが、ブリーチ後は染まりやすい状態ですので、地毛より少し明るいぐらいの控えめな色を選ぶと、ブラウン色が多く入っている場合は、思ったよりも暗く染まってしまうことがあります

また暗く染まり過ぎてしまうと今までの作業がすべて水の泡になりますので、色選びは慎重に行ってください。

色の選び方としては、明るくなりすぎても困るので控えめな色を選ぶのではなく、希望の色に一番近いものを選ぶようにしてください。いつも使っているメーカーで色の加減が分かるものがあれば、それを使用すると色の計算がしやすくなります。

2回目のアルカリカラーの場合は、新生部分(リタッチ部分)から塗布しても大丈夫です

黒染めを落とした部分の方が早く染まると思いますので、カラーリングを終了するタイミングはリタッチ部分ではなく、黒染め落としをした染まりやすい部分で判断してください。

リタッチ部分のプリン状態が少し残ることもありますが、まったく塗布しない状態よりかは明るい部分に馴染みます。

毛先の染まりが悪い場合や、ムラが消えにくい場合は、根元が明るくなりすぎないように気をつけながら、希望の仕上りになるように放置時間を調節してください。(メーカーの所定時間内を守る)

 

黒染め落としの方法「まとめ」

黒染めした後にもう一度明るくしたい場合は、髪に定着している染料を先に取り除く必要があります。(これは白髪染めで暗くなりすぎてしまった場合も同じです。)染料を取り除いてからアルカリカラー剤で明るく染めることができます。

  • その日1日で早く落としたい場合は、ブリーチを使用します。髪の毛の痛みが大きくムラにもなりやすいですが、すぐに明るくできます。(髪の毛の痛みが大きいので、最終手段で使用することをおすすめします。)
  • 1~2ヶ月をかけて徐々に明るくするので良い場合は、アルカリカラー剤を使用します。髪の毛の痛みはブリーチよりは減らすことができ、仕上りもムラになりにくいです。
  • 2~3ヶ月をかけてゆっくりと明るくするので良い場合は、石けんシャンプーを使用します。髪の毛の痛みはほとんどありませんが、そのかわりに日数がかかるのと、思ったよりも明るく仕上がってこない場合もあります。どれぐらい明るく戻るのかは、黒染め直前の明るさによります。金髪かそれに近いぐらいの明るさだったのでしたら、色落ちも早く明るくなりやすいです。(髪の毛の痛みをこれ以上増やさないためにも、まずはこの方法から試すのが一番おすすめです。)

今回は黒染め落としを美容院に行かずとも市販のカラー剤などを使って、自分でできる方法をご説明しました。

就活後に黒染めを落としたい場合など、どういう風にすればいいのか悩んだ時に参考にしていただけたらと思います。またここに書いたやり方を試す場合は自己責任でお願いします。

 

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